Richie Kotzen - Times Gonna Tell(1996) | 全ての音は音楽か

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1.Times Gonna Tell(new song)
2.Stoned(taken from the album"wave of emotion")
3.Air(taken from the album"wave of emotion")
4.No Reason(new song)
 
"Times Gonna Tell" written by Richie Kotzen and Robert Hazard
Richie Kotzen(vocals & guitar)
Melvin Brannon(bass)
Atma Anur(drums & percussion)
 
"Stoned" written by Richie Kotzen and Glenn Hughes
"Air" written by Richie Kotzen
Richie Kotzen(vocals, guitar, bass & other sounds)
Atma Anur(drums & percussion)
Glenn Hughes(additional background vocals on "Stoned")
 
"No Reason" written by Richie Kotzen
Richie Kotzen(all voices and instruments)
 
Produced by Richie Kotzen
 
リッチー・コッツェンのシングル、1と4が新曲です。
 
ジャケットの絵がありませんが、雰囲気はwave of emotionのリッチーと同じ感じです。髪の毛が明るい茶色になっていて、まぶたに薄い紫色の化粧を(しているように見えます、恐らく本当にちょっと化粧しているのではないでしょうか)しています。グリーンにゴールドパーツのテレキャスターをもっている絵です。しかしこれだけではイメージしにくいかもしれません。アマゾンに絵があれば一番いいのですが・・・。
 
1はミドルテンポのややダンサブルでリズミカルな曲です。アルバム収録曲で言えばDegenerationに近いか(それよりもやや遅めです)。こういった曲もリッチーの特徴の一つでしょう。4で使用されている楽器はエレクトリックギターとベース、キーボードとドラムです。スローテンポで優しく柔らかい雰囲気です。ドラムが打ち込みになり、サウンドがもう少し今風になればそのまま今のR&Bとして通用するような気もします。リッチーのソウルフルな歌声とキーボードの使われ方がポイントになっていると思います。ギターソロはありません。
 
音はアルバム、wave of emotionのサウンドです。曲や雰囲気もその頃のものと同じようなものと考えても良いかと思います。ただ4曲目は少し違う雰囲気です。アダルトな雰囲気の曲ですが、ドラムが入っている事を除けばロックと感じる部分はそれ程ないかもしれません。
 
他の作品を聴いて同じ感想を持つ方はいると思いますが、リッチーのドラムでは物足りなさを感じてしまいます。パターンが少なく、ただ叩いているだけという印象も持ってしまいます。下手だとは言いませんが、本職のドラマーに任せた方がより良くなったのではないでしょうか。
 
2つとも現時点でこのCDでしか聴けない(はず)なので、彼のファンの方はチェックしてみても良いかもしれません。
タイムズ・ゴナ・テル/リッチー・コッツェン