ピアノらしい演奏表現をする3つのポイントとは? | ギターやベース、作曲やDTM等の創作に役立つ音楽理論を教えます!!

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こんにちは!
山端です。

最近の日本は熱帯化に進行している影響かゲリラ豪雨が増えてきている印象があります。
向こう1~2週間の天気を見ると傘マークがついた日が多いので、折りたたみ傘を持ち歩くと良いかもしれません!

本日のテーマは「ピアノらしい演奏表現をする3つのポイント」の記事を書いていきます。

1、ピアノの音は減衰音である。
まず前提としてピアノの楽器として特徴が何かを知る必要があります。
細かく言えば1つではありませんが、ここでは「減衰音」を一番の特徴とします。
この「減衰音」は1度発音された音が徐々にに音量が減衰していき消えてしまうという意味になります。

バイオリオンの場合は音量のコントロールを右手の圧力で上げたり下げたり出来ますが、ピアノになると、そうはいかず例えば鍵盤の音を何処か鳴らした後は音量の調整は出来ず消えていってしまいます。
つまりベロシティで音量変化を付ける必要があります。

そして鍵盤を離してしまうと音は切れてしまうのでデュレーションによる変化でフレーズの特徴を作る事になります。
音が断ち切られてしまうのが好ましくない場合はサスティン・ペダルを踏めば鍵盤から指を離しても切られずに徐々に音が減衰していきます。

2、ピアノの打ち込みで使用するパラメータは基本的には3つ
ピアノは下記の3つ要素で表現する楽器といえます。
1.ベロシティ
2.デュレーション
3.サスティン・ペダル

この3つをしっかり押さえておけば十分にピアノらしくなります。
つまりビブラートなどの本来ピアノに備わっていない表現方法を取り入れてしまうとピアノらしく無くなってしまいます。

3、上記で取り上げた3つの要素の役割は?
1.ベロシティ
タッチの強弱による表現や抑揚やアクセントはすべてベロシティで決まってきます。

2.デュレーション
これは音が伸びている時の長さでサスティン・ペダルを使用していない場合にはレガート奏法やスタッカートの表現が重要になってきます。

3.サスティン・ペダル
ピアノらしさの特徴でもある持続音を生み出す機能でオンになっている時は鍵盤から離した音も持続するので、
滑らかさと広がり感が得られる。
オンの状態で和音が切り替わると音が濁ってしまうので、オンオフの切り替えが必要となってくる。

下図に短いフレーズをピアノロールで解説を加えた物を一緒見て頂けるとより理解が深まるかと思います。
フレーズの音源も聴けますので合わせて聴いてみて下さい

 


 

メロディーやコード進行は音楽理論の知識があると創作に幅がでると思いますので、音楽理論を学んでピアノの打ち込みに生かしたい方はお問い合わせ頂ければと思います!

 

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