日本史とキリスト教。 | 和太鼓×囲碁×子育て 和太鼓教室おんがくの森、おやこ囲碁交流会 のブログ

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先ほど、松橋神社の項でキリシタン大名小西行長の話がでました。

これは日本史とキリスト教についても書きたい所。


日本にキリスト教を伝えたのはフランシスコ・ザビエルと言われている。

時を近くして、鉄砲が伝わり日本の戦術が大きく変わる。


フランシスコ・ザビエルは、聖人として教会で祀られています。

日本史の教科書などには、イエズス会所属くらいしか書いてないんですが・・・。


イエズス会とはなんぞや?

イエズス会はカトリックの中でも急進的で『教皇の精鋭部隊』ともいわれる、

いわば急進派でした。

対プロテスタントと最先鋒でもあったのです。


そんなイエズス会が日本に・・・・。

実は、日本を植民地化する陰謀があったというのです。

まず、キリスト教を広め、大名を味方につけ、盛んな貿易をおこなう。

強力な武器を与え、日本の金や銀を持ち帰る。

キリシタン大名が武器によって力をつけると、

現在秩序が壊れ、戦争や殺し合いが行われる。


キリシタン大名が勝利した場合、そのまま権力を握り植民地化する。

逆の場合でも本国の軍隊でねじ伏せようという節がありました。


恐ろしいですね。

実際にザビエルが書いたそう言った文書もあるようです。


そうして戦国の世も織田信長の暗殺により、

豊臣の世になるのですが、

一気に警戒、締め出しにかかります。

宣教師たちを追い出したのです。


国がこれ以上かき乱されてはいけない、という事もあったのですが、

宣教師たちの行ったり来たりする船で、貧しい地域の日本人の女子供を拉致して、

娼婦や奴隷として売っていたのです。

それもかなりの人数になったため、禁止令が出されています。

協力者も当然処罰されます。


他国を見てみてもこのころのキリスト教圏の植民地支配は目を見張るものがあります。

奴隷船なんか、アフリカからヨーロッパ・アメリカまで隙間も全くないように、

船艇にぎゅうぎゅう詰。死んだら海に捨てる。生きてたら奴隷。


魔女狩り。

異教徒は人間ではないので、さくさく殺しても大丈夫らしいです。

同民族さえも殺していきます。

南米産のジャガイモが国の栄養源になった時、

大規模なジャガイモの病気が流行り収穫が何年も無くなってしまいます。


それも理由で他の地に行って、略奪、強姦、虐殺笑いながらやって自分たちの街を気づきますね。


そういう時代ですから、

日本も距離や、こういった対応や鎖国がなかったら怖い・・・・。



しかし、国家陰謀はつゆ知らず、まじめに人を救おうとしていたキリシタン大名も当然いました。

城下町の整備、キリスト教と通じた貿易、それに伴う港の整理。

などなど一生懸命やっていたのが、

宇土藩主小西行長。 彼は同時期に熊本城に入った加藤清正と比べられます。

がどうしても小西行長は悪者になってしまうのです。

キリシタン大名だから。

それは、上からキリスト教=悪と植えつけられれば(実際向こうの人は国利を害した)

頑張ってたキリシタン大名も評価下がります。


彼の死後も江戸時代には、徹底的な弾圧が待っています。

そんな中で、

キリシタン大名である、小西行長は、

のちのち噂されていく。

彼は領地のお寺や神社を焼き払ったのだ。と。


それで、神道青年会のホームページにも載るほど、

噂が通説として扱われている。


宇土城のすぐ横、西岡神社。ここも彼によって焼かれたという伝説が残っている。

が焼けた痕跡がないし証拠も出てこない。

松橋神社にもそういったことがあったが、昔の大火だから消しようがなく、

神社の火災が多かったので、うわさの域を出ない。


まあ、こんな事情があって、

キリシタン大名=悪のイメージを植え付けてきたんですが。


一つ疑問があります。

一神教で神を信じていた人、しかもキリストは隣人を大切にせよ、と教えていたはず。

人間狩りや奴隷を生んでしまったんでしょうか。


それは、異教徒は悪魔だから人間じゃないよー。さくっと殺しちゃってーー。とか、

宗教ないような蛮人で奴隷でしかないんだぜ。

のような考えを持っていたのは確か。

現在の様子を見ていると、それを神が認めているっていう事なのかな?


左のほほを打たれたら右のほほを差し出す、

自己犠牲の割合素晴らしい教えだと思う。


じゃあなんでこうなるのよ。

マジで。


一神教を権力者が解釈すると世界征服も人類滅亡もできるよね。

権力者が一人だとすると、権力者は世界征服も人類滅亡もできるよね。

人類は地球のガンだから、滅亡してもいいっていうのも出てくるよね。


一神教はちょっと怖い気もする。

他者に全て運命きめられているよりも、

多神教で力を借りながら努力して運命を勝ち取っていった方がいいような気がする。


つーパパはいろんな神様のいろんな性格好きだから、

どれって決めかねるけどね。

今回の文章も、キリスト教がだめとかではない。

キリスト教追放がだめとかでもない。



神とも仏ともしっかりお話して自分で努力したい、と思いました。



和太鼓教室おんがくの森代表・坂本新吾

メール ongakunomori1978@gmail.com

電話  08033760407