人が生きていく限り続いて行く血縁関係。
一人で生きているつもりでも全くそうは行きません。
どんなに若くても、貧乏でも、
あなたは相続される側であり、する側でもあるのです。
遺言は亡くなって相続する場合にスムーズに事を収めるための法的手段。
亡くなった方の銀行口座はすぐに凍結されてしまいます。
何もなければ数ヶ月もお金が下ろせない事になります。
お葬式でかなりのお金がいるのに、です。
しかも、家や土地を相続する場合、平等に分けると物は分けれないので、
金額に換算して分け合う事になるのですが、家をとった人は額面どおりのお金を準備。
私は財産が無いからいい。と思っているととんでもないマイナスになったりします。
うちは仲がいいから大丈夫と思っていても、従兄弟の子の孫などの印が必要になったりーー。
大変なんです。その場合は印鑑が揃うまで凍結は溶けません。
やっぱり若い人でも遺言は必要。
遺言には公的遺言と私的遺言があります。
公的遺言は公証人や行政書士を通じて行う物で確実に作成が行われますが、
非常に高い。
そこで私的遺言です。無料ですが、
民放での規定にそった書式で無いと有効になりません。
なのでしっかり調べて書きましょう。
気が変わったら新しいものを書けばそちらが有効になります。
以下、引用
自筆証書遺言
自筆証書遺言、最大の特徴は、費用がかからず作成も簡易で、いつでも好きなときに、自分ひとりで作成できるということです。
自筆証書遺言は大変便利な遺言方法の一つですが、作成が簡易である反面、気をつけなければいけないことがたくさんあります。
第一に、この自筆証書遺言を法的に効力のある遺言とする為には、民法に規定されている一定の要件を満たす必要があります。
遺言を残す最大の理由が、後々の紛争を防ぐことにあるのですから、不完全な自筆証書遺言を作成し、逆に、相続人間の紛争を招いてしまうようなことは避けるべきです。
以下は、自筆証書遺言作成時の注意点です。
遺言書の全文が遺言者の自筆であること
※代筆、タイプライターによる遺言は無効
作成日付を正確に記すこと
※年月日の記載のない遺言は無効。
「○年○月の吉日」などといった記載も日付を特定することができない為に無効。
遺言者が署名、押印すること
※後日、相続人間でトラブルが起きてしまわないように、戸籍どおり姓名を自署。押印は、三文判でも構いませんがトラブル防止の観点からも実印がよい。
遺言書が2枚以上になったときはホチキスなどで綴り、署名押印した同じ印鑑で契印。
遺言の内容はわかりやすく正確に書くこと
※財産を特定する際には、不動産は登記簿記載どおりに記載。預金の場合も支店名及び口座番号、金額などを正確に記載
必ず一人で遺言書を作成する
※民法には、遺言は「2人以上の者が同一の証書でこれをすることができない」と規定されています。夫婦であっても共同名義の遺言を作成することはできません。
[参考法令]
民法968条(自筆証書遺言)
(1)自筆証書によつて遺言をするには、遺言者が、その全文、日附及び氏名を自書し、これに印をおさなければならない。
(2)自筆証書中の加除その他の変更は、遺言者が、その場所を指示し、これを変更した旨を附記して特にこれに署名し、且つ、その変更の場所に印をおさなければ、その効力がない。
遺言書はどこに保管するべきか?
自筆証書遺言の場合、前述のポイントを押さえた上できちんとした遺言書を作成したとしても、誰にも発見されなければ意味がありません。
自筆証書遺言で非常に悩ましいのは、「どこに保管するか」なのです。
すぐに見つかるような場所に保管していては、変造、隠ぺい、破棄される恐れがありますし、かといって、誰にも見つけられないような場所にしまい込み、 肝心なときに誰にも見てもらえないのも考えようです。
適切な自筆証書遺言の保管方法として、一つ考えられるのは、
「普段は家族の目は届かないが、遺品整理の際には必ずチェックされるような場所」
に保管することです。
たとえば、書斎の棚や机にある鍵付きの引き出し、金庫などが考えられます。
また、もう一つの方法としては、絶対の信頼がおける知人、友人に預けたり、また、誰にも見られないような日記を付けている人であれば、 その日記に保管場所を記しておいて、後に親族にその日記から見つけてもらうなどの方法も考えられます。
以上のように、決まりを守らないと無効になります。
また、遺言ができたら封をしない方がいいと言われています。
遺言は封をしてある場合、勝手に開けると罰金。家庭裁判所で開けてもらわないといけません。
数週間かかります。
お葬式などでお金がいるから。。。
孫子が負の遺産を背負わない様に、一族が平和でいられる様に。
あなたの一筆で自分の子孫子の未来が左右されるかも知れません。
絶対書いておいた方がいいですね。
ま、後で書き直せますんで、気軽にどうぞーー。
つーパパも実家で全員で作ろうと検討中。
参考にどうぞ。