アーカイブス和太鼓☆続けることの意味 | 和太鼓×囲碁×子育て 和太鼓教室おんがくの森、おやこ囲碁交流会 のブログ

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つーパパ、和太鼓論のアーカイブスコーナーです。

続けることの意味。


続ける事というのは、どういうことだろうか。

『継続は力なり』という言葉がある。

続ける事に、どんな意味があるのだろう。


この言葉が、全ての事に通じる訳ではないと、私は考えている。

ただ、好きで太鼓の傍にいたい。

少し興味があるからやってみよう。

いろんな人が太鼓を叩いていてもいいと思うが、

太鼓の前を通り過ぎていく人たちにはそれぞれの人生があり、

人生を棒に振ってまで、やるべきものではないと思う。


太鼓を続ける事が、その人を苦しめるのであれば、

太鼓から離れた方が良い場合もある。

また、そういった時期もあっていいのだと思う。


今現在、文化やスポーツは、人の精神を豊かにする為のもので、

それを害してしまうと、意味を成さないのである。


好きなことを好きなだけやればいい。

でも、そのための努力は惜しまない。それが私の考え方です。


良く人の話で、功績をなした人を、『立派ねーー。』

という事を聞くが、それは違うと思う。


功績を残すことと、人格は無関係で、人柄が立派であるかは、

その人によるのだと思う。


だから、名誉や、権威で判断していると困ったことになってしまう。


太鼓でも、プロで3年もやれば、それはそれはすごい太鼓叩きになれるんですが、

その時点では、『いい』太鼓叩きではなく、『上手な』太鼓叩きなんです。


『いい』太鼓叩きは、伝え続ける事で初めて、『いい』太鼓が叩ける。

太鼓を離れていても、その人の経験と意志は太鼓の音に反映されていくのです。

その間に迷い、人とたくさん話し、太鼓と話し、

心が成長してこそ、音が出る。


何もしていない時期があっても、それは自分に必要な時間。

気付かない間に、次の出来事が近づいています。


だから、苦しいなら離れてみてもいい。

叩きたければ、近づいていけばいい。


点数化された世界より、ひとつひとつ伝えられる。

伝え続けられる。


『継続は力なり』

この言葉は、『物事を継続する』事ではなく、

『伝え続ける事は力である』と言っているのではないだろうか。


どれだけ『深く』伝えられたか。それが人の価値のように思える。





和太鼓教室おんがくの森代表・坂本新吾

メール ongakunomori1978@gmail.com

電話  08033760407