和太鼓教室☆和太鼓と中国拳法における『発頚』と比べてみる。 | 和太鼓×囲碁×子育て 和太鼓教室おんがくの森、おやこ囲碁交流会 のブログ

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YouTubeチャンネルの動画です。

先ほど同ブログのアーカイブス書庫で『力を伝える』の記事をアップしました。
 
動画は依然、つーパパがアップロードしたもの。
 
腕を振らずに、腕を振った時と同じ大きさの音を出す、という練習です。
 
自分で考え出した練習場なんですが、
 
中国武術の核心でもある『発頚』の概念に通じるものがあるように感じます。
 
頚とは、
 
発した運動を対象に作用させることだと言う。
 
確かに、このうち方を行っている時、
 
以下のような感覚がある。
 
 
修練を積んだ、武術の達人ともなると、
 
ほぼ拳と相手の距離がゼロの状態で、
 
腕を振らずに、体当たり以上の力を相手につたえることができるらしい。
 
 
体をほぼ動かさず、ものすごい衝撃があるのであたかも魔法を使ったように見えるのです。
 
ブルース・リーもこの極意を取り入れていたようです。
 
 
拳法の達人たちから見ると、
 
鼻で笑われそうですが(笑)
 
調べるほど感覚が似ているのに気が付く。
 
 
気付いたことを書き留めてみる。
 
つーパパの動画の練習時には、
 
・足を地面に噛ませる。
 
・体の内面から、力を一瞬だけひねり出す。
 
・下半身から頭まで突き抜けるような感覚がある。
 
・胸から手、腕にかけて力ともう一つ何か(頚?)が伝わる感覚がある。
 
・バチを留め置く感覚がある。
 
・腕を動かさず、最大に腕を振った時と同等の音が出る。
 
・音が鳴るのは一瞬だが、実際、自分自身には感覚的に数秒単位でもっと長い感覚がある。
 
 
文字にはなかなかできないが、イメージとして以上のような感覚がある。
 
ウィキペディアにあった、発頚の修得の感覚が以下。
 
ウィキペディアより抜粋。
 

勁と力

勁と力の違いを明らかにするならば、先ず勁の定義と力の定義を明確にした上でなければならないが、各門派により勁の定義と力の定義は大分異なる。これらを考慮していくと煩雑になるので、およそ共通する『勁』の特徴を挙げていく。
  • 勁の速度と外面上の拳脚の速度は一致しない。
  • 勁の大きさと外面上の動作の大きさは一致しない。
  • 勁の大きさと発する際の主観的な力感の大きさは一致しない。
  • 勁を発する際、勁が体内を通過する感覚がある。
  • 通過する時に知覚する速度と実際の勁の通過速度は一致しない。
  • 勁を蓄えることは弓を引くかの如し。勁を発することは矢を放つかの如し。
また練習者に共通する主観として
  • 力は出て行かないが、勁は出て行く
  • 力みがあるとそこで勁が止まる
  • 損失無く発し切れた場合は何ら力感や手応えを感じない
というものがある。
楊式太極拳の陳炎林によれば
  • 力は骨に由り、肩背に没して発することが出来ない
  • 勁は筋に由り、能く発して四肢に達することが出来る
  • 力は有形であり、勁は無形である
  • 力は方(四角)であり、勁は円である
  • 力は滞り、勁は暢やかである
  • 力は遅く、勁は速い
  • 力は散じ、勁は集まる
  • 力は浮き、勁は沈む
  • 力は鈍く、勁は鋭い
という特徴を挙げている。
 
 
 
上は各流派に何となく共通している概念だが、以上の事を考えると、
 
随分似通ったところがある。
 
 
この練習によって得られるものは、
 
どんな曲でもどんな場面でも自分の思った音が出しやすいという事。
 
演奏家としては理想の奏法だと思います。
 
 
動画で見る限り、
 
昔の自分はまだまだだなあと思います。
 
現在の自分のこの奏法も満足はしていません。
 
見えてはいるんですけどね。
 
 
さっき私が言ったところの『頚』は見えるのは見えますねー。
 
少しですが、
 
色??光っぽいなにか。立ちくらみのような。
 
言い表せないですね。
 
音が出る瞬間の一瞬前の一瞬ですが。
 
何言ってるのかわかりませんね。
 
そんな感覚です。
 
 
 
また動画に撮ってみようと思います。
 
 
 
和太鼓教室おんがくの森代表・坂本新吾

 
メール ongakunomori1978@gmail.com

 
電話  08033760407