お餅大好き一族のつーパパです。
実家では1日15個を春まで消化していくくらいたくさん作ってました。
しかも、一族10軒分。
大量なので早くから機械化されていますが、
蒸す、丸めるはやっぱり手作業ですね。
今は大分量が減ってます。
と言ってもお餅を買ってる家の20倍は食べてると思いますが(笑)
お餅で一番美味しい所!!
蒸したてのもち米。
焚き物の匂いがしみ付いて死ぬほど美味しい!
あんなに美味しい米は他で食べたことが無い!
だから蒸す過程が一番重要で、
子供の頃食べ過ぎて『餅にする米がなくなる!』とよく怒られてたなあ。
さて、そのお餅ですが、
『おもち』と読みますが実はこれ、携帯食が起源なんですねー。
だから長持ちのもち、ではなく持ち運びのもちなんです。
湿気が多くて気温が高いと、
焚いたり蒸したりした米は一日で雑菌が繁殖して食あたりを起こしてしまいます。
外気に出来るだけ触れない事が腐食を防ぐ一番簡単な方法で、
それが握り飯となりました。
これは持ち運びに便利だ!!
『持ち飯』→『もちいひ』→『もち』
となったのです。
女子高生の短縮語みたいになっちゃった(笑)
江戸時代頃から、庶民にもお米が出回り、
米が大量消費されるにあたり改良され、
現在の臼でついたもちになったそうです。
それまでは握り飯の事だったんですが、
ぴったりくっついて中は空気に触れず、
握り飯よりも腐りにくい、
超長期保存食として重宝され現在では臼で付いたものだけが餅と呼ばれるようになりました。
餅つきの時に表面に粉をまぶすのも表面が空気に触れ雑菌が繁殖するのを防ぐため。
こんなに便利な食べ物なのに、
何故アジアの一部の地域でしか食べられてないの?と思いますよねえ。
米を食べる文化は広範囲にありますが、
その多くが亜熱帯。
いくら餅にしても高温多湿の状態ではやっぱり腐ってしまうそうで、
冬の寒さあってのお餅文化なんですねー。
ついた後に急速に冷やされることが大事なんですね。
こうやって飢饉や災害用に、
かき餅や寒餅などが考案され非常食としてもよく使われていますね。
表面に焼酎などを塗るとカビが生えないそうです。
鏡開きは中国の正月に、
歯の健康→全身の健康と言う事で、
固あめをなめるそうですが、
これが日本に伝わって、餅を食べるようになったそうです。
歯固めと呼ばれています。
餅を引く日は地方によって違いますが、
本来、固くなったお餅をトンカチなどで叩き割るのが正式です。
年の初めから『割る』といっては縁起が悪いと、
『開き』にしたようです。
今でも調理せずに固いお餅を食べるところもあるそうです。
あーーーーーーーーーーーーー、
餅、うめーーーーなーーーー。