dear red hair alien | 殺眼の『砕けるのは当たってからにしろ!!』

dear red hair alien

 

やぁ久しぶり!貴方が宇宙へ旅立って

 

どれくらい月日が経っただろう

 

あれから地球は色々な事が起きたよ

 

分厚いブラウン管は薄くなり

 

片手に収まるパソコンまで出来ちまった

 

答えが出過ぎた世の中になって

 

人は考えなくてもよくなった

 

技術はドンドン進化して

 

音はドンドン薄っぺらくなった

 

味覚は繊細にボヤけすぎて

 

本来の味って何だっけ?って状態さ(笑)

 

おまけに最近ときたら世界規模の流行り病で

 

でっけぇ規模のライブまで出来ないんだぜ!

 

あんたが目指してたものが何かなんて今更知る術もないけど

 

あんたが残した唄たちは少なくとも、

 

17になったばっかりの俺にはキラキラしおもちゃに見えたんだ

 

気が付きゃあんたが宇宙に飛んでった年齢より7年も年喰っちまったけど

 

今ならちょっとだけわかるんだ、俺なりの解釈だけど

 

『自由が感じられなきゃRockじゃねぇ!!』

 

きっと あんたも似たような事言ってただろ?(笑)

 

CDも売れねぇ時代に あんたの仲間内は苦労しながらもなんとかやっているっぽいよ

 

たまに思うんよ

 

あんただったら今の時代をどう楽しんでいるかな?

 

多分、いつもの『Thanks』そんでもって『hello』っつって、たまにみかけたら

 

『Hi-ho』って声かけてくるんだろ?

 

そしたら俺は『Yo-How』って答えるよ(笑)

 

秋の風を感じて、あんたが『また春に会いましょう』って唄い始めるころに

 

ふと思い出しちまった あんたの面影は

 

多分、死ぬまで俺に『自由の在り方』を考えるきっかけを与え続けるよ

 

長ったらしくなっちまったから そろそろ切り上げるけどさ

 

俺がもし自分のロケットでそっちに行った時には気軽に『Hi-ho』って

 

声かけてくれよ

 

俺も気さくに『YO-How』って答えるから

 

会ったこともねぇ 会わねぇうちに隠れちまった(HIDE)年上だった君へ

 

世界中に大勢いる貴方のMind Childrenの一人から

 

敬愛をこめて