2026年現在、フリーライターとしての仕事は社史(周年史、などとも言う)の執筆が中心です。大手印刷会社、大手出版社、社史制作会社などからの依頼で請け負い、資料の読み込みや新資料の発掘、主要部門などへのヒアリングや取材、実施構成案の作成から執筆までを、制作会社の編集さんと一緒に取り組みます。他の社史ライターさんと比べた強みとしては、粘り強い資料の読み込みや勉強により、歴史を立体的に読み解き、分かりやすく、読みやすくまとめることができる点にあると思っています。
最近、AIにも社史が書けるのではないか、という議論があります。確かに必要な資料を読み込ませて適した指示さえ与えれば、さくさくと書けるのかも。ただし、起きた出来事を時系列で並べるだけで社史になるわけではありません。そのような「点」の記述の羅列だと、解説付きの年表みたいになってしまい、前後関係のストーリーや会社の「意志」が読み取れません。 時代背景と経営の大きな流れや枠組み、経営者の価値観や経営判断の裏側を読み解いた上で、起きた出来事を一度バラバラに分解・整理して組み立て直し、大きな時代の流れに沿いながら縦編み(時系列の物語)と横編み(業界動静や社内組織、子会社間の関連づけ)を折り重ねたような原稿ができて、初めて社史として真っ当なものになると思います。そうです、社史は織物なんです。
■これまでの実績
某社100年史
●2029年発行予定
準備段階です。
某社70年史
●2027年発行予定
執筆中。
某工事史
●2027年発行予定
執筆中。
某社の某書籍
●2026年発行予定
完成しても名前は出せない隠密案件です。某社に関するノンフィクション風の読み物です。
三元建設社史 2026 new
●2026年4月発行
新宿に本社を置く建設会社の社史です。史料の発掘も含めて完成に至りました。
日本パラスポーツ協会60年史
●2025年4月発行
パラスポーツ(障害者スポーツ)の歴史が、初めて通史でまとめられた本だと思います。巻頭のアスリートインタビューも含め全編の執筆を担当しました。
西山鋼業の100年史
●2024年発行
各種鋼板を中心に金属関係の材料販売を行う会社です。既刊の90年史に加筆する形で執筆を担当しました。
東急100年史
●2023年11月発行
地域開発などの開発事業を中心に電鉄事業(東急電鉄)、リテール事業などを幅広く手がける巨大企業グループ。既刊「東京急行電鉄五十年史」の検証・修正やダイジェストを行いつつ、近50年の歴史を新規に執筆。原稿用紙2000枚にも及んだ巨大社史です。WEB版の適時公開を経て、印刷製本版が2023年秋に発行されました。全編を執筆し、部分的に研究者の加筆をいただきました。
※2024年11月、第24回「優秀会社史賞」を受賞しました♥
某エンジニアリング会社の50年史
●2023年発行
社内限定の社史なので名前は明かしません。食品工場などを得意とするエンジニアリング会社です。複数ライターで執筆しました。
某情報サービス会社の50年史
●2022年発行
社内限定の社史なので名前は明かしません。中堅システムインテグレーターとして強みを発揮している会社です。全編を執筆しました。
八千代30年史
●2021年発行
医療施設の建築や内装の設計・施工などを手がける八千代株式会社の歩みを冊子に。全編を執筆しました。
日本軽金属グループ80年史
●2020年発行
アルミ精錬からアルミ加工の分野へ見事に転身した同社の歴史、既刊50年史をダイジェスト化すると共に、近30年を新たに全編執筆しました。本史のほかに社員用のダイジェスト冊子も執筆(日本語版をもとにした翻訳版として英語版、中国語版、タイ語版も発行)。
ニッパツ・メック45年史
●2018年発行
船舶用および建機用のリモートコントロールシステムのメーカー。記念の小冊子、全編を執筆しました。
東洋濾紙100年史
●2017年発行
「ADVANTEC」ブランドで著名な濾紙メーカー。全編を執筆しました。
三井造船100年史
●2017年発行
社史のなかで11本のプロジェクトレポート(トピック編)を執筆しました。
コスモエネルギーグループ30年史
●2016年発行
業界再編の著しい石油元売業界で生き残りを図る同社の歩み、全編を執筆しました。
寳生教80年史
●2015年発行
神道系の宗教法人の80年史、70年史に続き、ライターの一人として執筆担当しました。
トッパン・フォームズ50年史
●2015年発行
コンピュータの発展と共に新しいビジネスフォームを開発、宅配便手書き伝票など独創的なメニューを提供する会社です。正史(History)とサービス開発レポート(Pioneer)の2分冊、全編を執筆しました。
東京鐵骨橋梁100年史
●2014年発行
鋼橋や建築用鉄骨を製造するメーカーの100年史、全編を執筆しました。偶然とはいえ橋梁メーカーの社史はこれで3社目になりました。発刊後、清水建設系列の西日本の同業者である片山ストラテックと経営統合して日本ファブテックとなっています。
ダスキン50年史
●2013年発行
幅広い事業を展開していますが、このうちフードサービス関連事業、介護・マネジメントサービス事業を中心に執筆担当しました。
PWCジャパン63年の軌跡
●2012年10月発行
監査法人の社史です。部分的なお手伝いレベルです。
レーザーテック50年史
●2012年2月発行
半導体関連のフォトマスクやマスクブランクス、ウェハの欠陥検査装置をはじめ、液晶関連の検査装置、コンフォーカル顕微鏡などを世に送り出してきた、小さな巨人メーカーです。全編を執筆しました。
森尾電機100年史
●2011年5月発行
鉄道車両用のスイッチや配電箱、各種表示装置などの電気部品を得意とする、歴史あるメーカーです。新幹線の貫通路(ドア)上の情報表示装置は、誰もが知っているはず。全編を執筆しました。
岩谷産業80年史
●2010年10月発行
「カセットフー」やLPガスで有名な会社ですが、実際は幅広い事業分野をもつ個性ある商社です。内容充実の同社史でメインライターを務めました。
高研50年史
●2009年9月発行
特徴ある医療機器のメーカーです。医療関係の論文読み込みはキツかった。全編(原稿用紙160枚)を執筆しました。
シゲル工業50年史
●2009年5月発行
ステンレス流し台上台のトップメーカーです。流し台がどのようにして作られるのか、ようく分かりました。全編(原稿用紙145枚)を執筆しました。
ピップフジモト株式会社100周年史
●2008年7月発行
エレキバンやスリムウォークで有名な企業ですが、実は西日本の医療品卸売業トップでもあります。そんな同社の、明治41年以来の歴史、全編(原稿用紙200枚)を執筆しました。
横河ブリッジ100年史
●2008年4月発行
鋼橋トップメーカーの100年史。前80年分のダイジェストと近20年史、そして新工法などのテクニカルレポート(原稿用紙合計370枚)を執筆しました。
アルビオン「夢の50年史 ~語り継ぐアルビオンの言葉~」
●2007年7月発行
超高級化粧品メーカー、アルビオンの、夢を追い続けた50年間を箴言集のコラム仕立てで。正史ではなく、ハンディサイズのメッセージ版小冊子です。全編を執筆しました。
三工社「80年のあゆみ」
●2007年4月発行
各種鉄道信号を中心に、交通信号、ガス警報器などを手掛けるメーカーです。全編(原稿用紙180枚)を執筆しました。
大協精工50年史
●2005年12月発行
医薬用ゴム栓や医療容器のメーカーです。全編(原稿用紙300枚)を執筆しました。
「大阪本部 七十年の歩み」(寳生大教會大阪本部)
●2005年10月発行
神道系の宗教法人、寳生大教會大阪本部の歩み。現代編の執筆を担当しました。
イーストンエレクトロニクス「翔 五十年の歩み」
●2004年10月発行
真空管からトランジスタ、IC、システムLSIへ。半導体商社の50年史、全編(原稿用紙250枚)を執筆しました。
大阪城ホール20年史
●2004年春発行
ユーミンの取材のみ、担当しました。ユーミンは、後光が出ていました。
日本梱包運輸倉庫50年史
●2003年11月発行
トラック運送における旧・区域事業者として堅実経営、海外複合一貫物流にも手を広げる同社(東証一部上場企業)の50年史。1年半にわたる資料収集と取材をへて完成しました。全編(原稿用紙460枚)を執筆しました。
ピー・エス50年史
●2002年3月発行
プレストレスト・コンクリートの分野で、橋梁、建築物、特殊構造物などを手がける同社(東証一部上場企業)の50年史。足かけ3年にわたる資料収集と取材をへて、ようやく完成。ほぼ全編(原稿用紙400枚)を執筆しました。同社はその後、ピーエス三菱となっています。

