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ヒーリングミュージックの世界的第一人者、バイオリンのマエストロ、ダニエル・コビアルカのCDやコンサートのご案内、ミュージックセラピー関連の論文など多彩にKOBIALKA WORLDをお伝えします。

今日の午後、ちょっとしたストーリーを目にしたので、皆様にシェアしたいと思いました。音楽はなんて不思議なんでしょう!

「パートナーを亡くした象のためのモーツァルトセラピー」 Fri, 30 Jun 2006

Zagreb動物園で長年飼育されている45歳の象、Sumaは最近、10年間連れ添ったパートナーをガンで亡くし、慰めようもないほど悲しみにくれていた。しかし、モーツァルトを聞いてからどうなっただろう?

「Sumaは5月はじめにパートナーのPatnaが死んでからとても落ち込んでいたんです。」木曜日にZagreb動物園のMladen AnicさんはAFP通信にそう語った。
「彼女は 拒食状態になり、コミュニケーションがとれなくなり、重度のうつ病のあらゆる症状を示しました。

そんなとき、ただの偶然なのですが、Sumaの飼育係がモーツァルトのヒーリングパワーは動物王国にも広がっていることに気づいたのです。
今月はじめ、動物園でSumaの住居のちょうど向かい側で、クラシック音楽のコンサートが企画されたのです。」とAnicさんは説明した。

「5人の演奏家たちがコンサートを始める様子を眼にして、Sumaはとても緊張して攻撃的になり、長い鼻から小石を吹き出してその侵入者たちに浴びせかけました。
でも、コンサートが始まるやいなや、私たちが眼にしたのはとても驚くべきことでした。Sumaはフェンスに身をもたせかけ、眼を閉じ、コンサートの間中ずっと身じろぎもしないで聞いていたのです。モーツァルトのほかに、ヴィヴァルティーやシューベルトも少し聞きました。」

クラシック音楽がSumaの悲しみをやわらげることに気づいた動物園の関係者たちは、ステレオを購入し、Sumaが毎日音楽によるヒーリングを受けられるよう、住居に備え付けた。Sumaはとくにモーツァルトがお気に入りだったが、また、ヴィヴァルディーやバッハにも魅かれたようだった。

象としてはかなり高齢にもかかわらず、Sumaが心から楽しめるものを与えることができて、私たちは本当に喜んでいます。」Anicさんはそう語った。AFP

One World Healing Blog -Ameba--elephant bathing in the ocean

音楽は非常に多くの方法で役に立っています。それは神経をしずめ、強くし、睡眠や瞑想などにおいて望みの成果をつくることに始まり、実際の病気の予防にも役立っています。耳、あたま、身体、そして、意図が一緒になってヒーリングのプロセスにおける原動力となります。

1993年、GolemanとGurinは共著「マインドボディメディスン」(1)で、サイコ・イミュノロジーの研究を発表しました。彼らは神経繊維は結合し、私たち人間の免疫システムの組織に含まれていることをみつけ、これにより、あらゆる感覚と人の思考、感覚、知覚、そして免疫システムの状態には直接的な伝達のリンクがあることを明らかにしました。

知識、知覚そして情熱は、ただあたまとハートに存在するだけのものではなく、体のすべての細胞の中にあると言うのです。音楽は私たちの感覚を楽しませ、影響を与えるだけのものではありません。音楽はそれ自体、私たちの体の奥深く、細胞レベルまで組み込まれた知識へと入り込む道をつけるものです。

ドン・キャンベル氏は、著書「モーツァルト効果」(2)の中で、私たちが奏で、聞く音に加える意図が私たちの健康にとっても大切であると述べています。私たちが作曲家、音楽家、指揮者、またはリスナーのどれであっても、意図のちからを、結果に影響を与えるものとしてとらえます。

コーランによれば、意図はハートにあるものの結果であり、達成の半分であるそうです。それはイメージの視覚化であり、その実現の可能性を追求することです。意図の純粋性とそれを維持したいという切なる気持ちが、究極の癒しの原動力だととらえています。

作曲家がヒーリングを意図して作品を創作するとき、そして音楽家が演奏し、セラピストやリスナーがそれを維持するとき、癒しの可能性はどれほどパワフルなものとなることでしょう。

聴くことは振動のエネルギーが耳にとらえられ、脳により解釈されるものだと私たちは思っていますが、しかし、それだけではありません。耳の構成分子が振動のエネルギーを脳にいたる電気的刺激に変えるのは確かですが、それは脳幹、大脳辺縁系にいたり、そこで感情と肉体の反応が起こるのです。それは聴覚を司る大脳皮質であり、刺激を意識や認識に変えます。

事実はまさに小説よりも奇なり。この聴覚の理解と認識は電気エネルギーに変換され、様々な脳波となり、それが人のこころに影響を与えるのです。あなたを取り巻くサウンドは現実、つまりあなたがどう考えるか、どう感じるか、またどう反応し、知覚するかを創造する大きな部分を占めます。そして、それは計測可能であり、物質的に証明できるものです。例えば、脳のβ波は集中した能動的な思考を行う(例:読書、勉強、作文)ときにきわめて明白です。サウンドと音楽はβ波をつくるため、この種の活動を容易にし、おそらく大きな成功に導くでしょう。一方、脳のデルタ波を誘導する音楽は眠りにつくのを容易にしますが、それはこの脳波が睡眠時間に多発するからです。

音楽がもたらす刺激は脊椎を通って、自律神経系に働きます。これには心臓、呼吸、脈、血圧、筋肉の緊張、その他無意識の作用と反作用が含まれます。音楽のパワーが骨格の中を伝わっていくことは、なぜ胎児が母親の声やお腹の中の環境の音に影響を受け、産まれてからもこれらの音を「ボディメモリー」としてもっているのかを部分的に説明するものです。

だから、音楽は非常に多くの方法で役に立っています。それは神経をしずめたり、強くし、睡眠や瞑想などにおいて望みの成果をつくることから、また、実際の病気の予防にも役立っているのです。


「音楽はことばで表現することはできない。それは、音楽が不明瞭なものであるからではなく、ことばよりも的を得たものだからである。 ーフェリックス・メンデルスゾーン」

1. Goleman, D., & Gurin, J., Mind Body Medicine, (Yonkers, New York: Consumer Reports Books, 1993)

2. Campbell, Don, The Mozart Effect: Tapping the Power of Music to Heal the Body, Strengthen the Mind, and Unlock the Creative Spirit, (New York, NY: Avon Books, 1997)


マッサージと音楽を癒しの環境であわせて利用すると、癒す側も癒される側もともにやすらぐようです。
病院や老人ホームなどの施設を訪れたことがあるなら、患者さんは病気や怪我をしていること、常に人に頼らなければならないこと、家や家族、友人、馴染みの環境から離れ、独特の風景、におい、騒音、明るさの異空間にいることから引き起こされる複合的なストレスにさらされ、イライラしているのに気づくでしょう。

マッサージとやすらぎの音楽は施設や病院の環境に変化をもたらすことが示されています。
繰り返しの多い、心を慰める、構造化されたサウンドは、患者さんにとってもヘルスケアスタッフに
とっても、気分を害する刺激をやわらげます。音楽とマッサージは患者さんを癒しますが、
また、介護者を癒すことにより患者さんも癒されるのです。強烈さ、突拍子のなさ、不注意を最小限に押さえることが患者さんの気持ちをおだやかにします。

アリゾナ州トゥーソンのアリゾナ看護大学で行われた実験的なパイロット研究では、手術前のマッサージと音楽療法の効果について、患者さんの手術前、手術中、そして手術後の経験を調査しました。被験者は無作為に4つのグループのうちの1つに割り当てられました。それは音楽療法と一緒にマッサージを受けたグループ、マッサージだけを受けたグループ、音楽療法だけをうけたグループ、そしてコントロールグループ(対象群)でした。コントロールグループを除いたほかのすべてのグループにおいて、手術後の不安レベルは著しく低くなり、また手術後の黄体刺激ホルモンレベルは著しく高くなりました。(注:黄体刺激ホルモン:下垂体から分泌され、卵巣に作用して、排卵と黄体ホルモンの分泌を促進する)

概して、治療を受けた三つのグループに違いは見られませんでした。それは非常に多くの他の変数が存在するからです。ある人は8トラックの思考が流れているのに、1トラックの人もいます。ある人はいっぺんにたくさんのことがこなせますが、いとも簡単に気がそれて、集中できない人もいます。騒音に弱い人がいる一方で、まわりでいろいろ起きているような環境のほうが居心地がいいと感じる人たちもいます。また、研究によれば、文化が違うとヒーリング音楽の好みも違います。また、年代層によっても好みは異なり、歌や音楽のスタイルと記憶に関連性があることがわかっています。

マッサージにもまた、患者さんがマッサージにどれほどなじんでいるか、快く感じているかなど、全く別の変数があります。お年寄りの中にはいまだにマッサージとセックスをごちゃまぜにした時代遅れの偏見を持った人もいます。また、ある人は触れられること、特に知らない人から触られることを心地よく思いません。
小さな新生児をタッチセラピーに優しく順応させる段階が必要なのと同じように、だれでもマッサージトリートメントになれるにはそれなりの方法が必要です。
また、ある種の音楽が人によっては不愉快な連想をさせるように、いい思い出につながる耳なれた音楽を利用して、リラックスをうながし、痛みを軽減し、免疫機能を高め、そしてポジティブな行動の変化を起こさせるという利点もあります。やすらぎのインストゥルメンタル音楽をかけながら行う手術後のマッサージは、不安、痛みをやわらげ、長期的な回復期をサポートします。

1. マッサージと音楽療法を利用して手術後の経過を改善する
AORNジャーナルから抜粋 2003年9月1日
著者:McRee, Laura D.; Noble, Stacie; Pasvogel, Alice

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ダニエルのブログより

過程を信頼し、「あるがままにしておく」ことを歌ったビートルズは確かにそのとおりでした。今持てるものに感謝し、くつろいでごらんなさい。

年間を通して、願いごとをする必要を感じる特別な時があります。新年には希望やよりよい生活に基づいて抱負をいたきます。バレンタインデーには愛に想いを馳せ、誕生日にはキャンドルを吹き消して、願いごとをします。晴れた日には、夏でも冬でも、外に出て、星に願います。

願いごとは希望や夢についてですが、まわりを見回して今あることに率直な、心からの感謝を捧げることがどれほどあるでしょうか?これは物事や人々、そして機会をほめたたえる十分に簡単な方法です。それは生の過程に敬意を払うことです。

朝お天道様が昇るように、そして夕方になると沈むように明らかに、毎日があなたはどうあるべきかをちゃんと物語ってくれます。それはあらゆる挑戦、あらゆる報酬、意味あること、意味のないことのすべてです。今、わけがわからないことは、後になってわかるかもしれません。

時もまた私たちに仕えてくれます。ただその過程に身をゆだね、くつろいでごらんなさい。魔法のような自然の中を散歩し、やすらぎの音楽に耳を傾け、知恵のあふれた本を読み、そして、眼を閉じ、あるがままにしてごらんなさい。そう、お楽しみはこれからです。でも、まず手始めは今日いるところから。人生に、その過程に乾杯しましょう。なぜなら、人生は今日も、明日も、ずっとそのあとも良き日だから…。


厚い雲が空を覆う晩に
僕を照らす光がある
明日まで輝きつづけてくれ
あるがままにしておこう

「レット・イット・ビー」by レノン/マッカートニー

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悲劇が起こり、恐ろしい状況が主要ニュースで大きく取り上げられ、ミュージシャンがそれに呼応して曲を書いたり、仲間のアーティストを集めてチャリティアルバムやコンサートをプロデュースしています。ところで、これは本当に状況を変える助けになるのでしょうか?それとも、関係者のセレブのエゴやふところが肥えるのを助けるだけのことでしょうか?

悲劇が人に起こると、まわりの人がその原因や結果にできるだけすぐれた反応を返します。世界の問題は個人の問題です。私たちが何か深いところで感じるときよくやることは、それをもっと深いところに隠してしまうことです。私たちはいつまでも痛みの中で生きることはできません。だから、逃げるかわりに隠すしかないのです。

貧困、病気、飢餓、戦争、テロリズム、経済の災難、気候の変動など数え上げればきりがないほど世界は日常的に病んでいます。でも、音楽自体にそれらを終える力はありません。
この私の楽曲「ゴーイングホームー家路」のレビューは、このような問題ゆえに起きる痛みに音楽がどうサポートするかを伝えています。

「美しい音楽は、魂の最も内奥にある部分に呼びかける手段を持っています。ダニエルコビアルカの”ゴーイングホーム"は回復期にある人たちの必要を満足させてくれます。それは感情を取り戻し、昔の痛みを癒すという必要です。
私はこの曲を聞くたびに、こころの深い片隅からたくさんの感情が浮き上がってくるのを感じます。その感情はたいていは"あっちへ行って!ほっといて!私はずっとずっと長い間ここにいるの。静かに悩んでいるので十分よ。"と言います。でも、この感情を表面化してはじめて、唯一それを感じることができ、解放することができるのです。そうすれば、次のレイヤー(層)を剥くことができるのです。

招待を受けて聴いてごらんなさい。ダニエルの音楽がハートに触れ、その代わりにそこにある痛みを癒してごらんなさい。痛みの反対側には平和、静寂、そして真に創造的な子供がいます。その子は痛み、自傷行為など私たちがわざわざ持ち運んでいる余分な荷物から自由なのですから…。パブロ・ピカソはこう言っています。『子供はみんなアーティストです。問題なのは大人になってからもアーティストのままでいることです。』"ゴーイングホーム"はインナーチャイルドの真実の気持ちに触れるのを助けてくれます。その子は生きることの喜び、愛、そして楽しさを創造します。この曲は、私が心からお勧めする大切な回復のためのツールなのです。」

「リカバリーネットワーク」キャロル・グリーンによるレビュー

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