夏至からもうすぐ1ヶ月になろうとしている。京都の祇園祭 山鉾巡行も今日終わり、いよいよ夏本番。そんなことを書くと、昨日、一昨日の宵山や宵宵山でのむせ返る様な雑踏の暑さに巻き込まれた人達からは、もう十分夏本番だと反発の声が飛びそうだ。


さてこの時期、まだまだ高い角度から太陽が照りつける中、家の周囲や自然界にあるあらゆる生き物達は今が一年の最盛期と自らの生命を謳歌しているように見える。木々は鳥のさえずりや蝉の声に溢れ、虫達が花々や木々の合間を飛び交う。


今日も韓国ドラマ「王の女」を見た。毎回思うのだが、きらびやかな衣装を着た女優達が身分の上の人々に対して丁寧なそぶりで挨拶をする場面を見るのは実に感じが良い。父母や目上の者に対する礼節を重んじるのは儒教の影響によるものだが、現代日本では廃れ気味の伝統であるから余計に韓国ドラマに出てくる恭しい儀礼やその美しさに憧れを感じるのだろう。もちろん儀礼的な形式だけではなく、真に内面でその人を尊敬しているかという点がより重要なのだということを忘れてはならないが。


伝統的な儀礼は大相撲にも生きている。負けた力士が土俵の対面に立っている勝った力士に対して、いさぎよく頭を下げるのを見るのも気持が良い。大相撲も国際化の波にあるが、特に日本人力士には負けた時に、きちんと頭を下げて範を示して欲しいと思う。