昔、TBSで「そこが知りたい」という番組があった
多分その番組だっただろう
記憶なので間違っていたらご容赦ください
地方から上京し
お茶の水女子大に通っている
女の子の取材シーンだった
その暮らしぶりは質素で
当時の景気のよい時代や
女子大生というキーワードの華やかさとは
とても対照的だった
彼女の日常生活の中で
目をやりながらもいつも素通りしてしまう甘味処
いつも食べたいと思っていたそうだ
彼女の生活ぶりを取材していた
リポーターがそれならばということで
かき氷をご馳走してあげたのです
彼女の目の前にあるかき氷
そのかき氷を目の前に
堰を切ったように泣き出したのです
とにかく、衝撃的なシーンだった
とてもつらい生活だったのだろうか
かき氷なんて簡単に食べられるじゃん
なんて思っていないのです
今、もし
お会いできる方がいるとすれば誰にしますか?
と問われたら
僕はかき氷の前で涙したその女性にお会いしたい
一生懸命に生きて、生活して
目の前のことをやってゆく
そのやってゆくことの中には
食べ物を粗末にしない
出された食べ物は残さない
きちんといただく
もちろん自分が買って食べるものも然り
当時、我々には計り知れない
いろいろな心情が入り混じっていたのでしょうが
かき氷を口にして涙する
それくらいに食べ物に対しても
ありがたくいただくことのできる心が肝要なのでしょう