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この画像は、チャン・ヨンチアさんというマレーシアのアーティストが去年おこなった、亡き人(ペットや物など)をテーマにしたワークショップ『追悼の刺繍』に参加した時に、一針一針チクチクと想いを込めて刺繍をしたものです。

私が刺繍したのは、物心ついた時からファミリーとして存在していた北海道犬の鉄勇(通称アック)享年16歳の雄犬‥最近は、ソフトバンクのCMで活躍する『お父さん』でお馴染みの北海道犬ですが、私より1歳年上のアックは体重が30キロを超える大きさで毛色は茶です。

性格は、落ち着きがあり温厚で頑固。
小さな私が背中に乗っても生意気に命令しても、文句を言わず相手をしてくれていました。

ただ、アイヌの人々や開拓民が熊狩りに使っていたという北海道犬の性質上か、敵とみなした嫌いな人には噛みつく程に吠える一面も‥実際に噛みついた(噛まれた)事があります。

小学校から友達と一緒に帰ってきて「ほらアック、お友達だよ♪」と近所に住む兄弟を紹介したら、何が気に入らないのかガンガン吠えまくる!
その殺気と迫力に後ずさる友達、なだめようと吠えるアックに近づく私‥「大丈夫だよ」と背中を撫でた瞬間、興奮していたせいか私の太ももをガブリ!

ンギャー!!!という悲鳴を聞いた母が家の中からブッとんで来て‥そこから先は良く覚えていませんが、病院からの帰り道、大好きなのに噛まれたのが悲しくて泣いていました。(;_;)

家に着くと父が仕事から戻っていて「アックは駄目だな、捨てるか!殺すか!」なんて(もちろん本気じゃないけど)言うものだから、余計に悲しくなって大泣きしながらも「やだぁ~大好きだから許してあげるぅ」と一件落着。
今思えば、噛まれたのが私で良かった‥

お散歩は夕方していましたが、ここでアックは頑固な一面を発揮!
片道30分の道のり‥さぁ帰ろうか♪今来た道を引き返そうとすると、フンッ!と両脚を踏ん張り『ヤダッ』こうなると10分も20分も動こうとしないので、その先の横断歩道を渡り、家と反対側で景色の違う道を歩いて帰らなくてはいけないのです。
この前、お散歩途中に踏ん張っているトイプードルを発見!
このコも頑固なんだなぁ(^-^)と、思わず笑みがこぼれました。

そんなアックも私も歳をとり、アックは16歳で私が15歳のある日、フサフサの毛に覆われている脇腹の一部が盛り上がっているのを見つけました。
それは、みるみるうちに大きくなり皮が破れて膿が出て、1ヶ月後にはただごとではない状態に。

明日は治療をしてあげよう!と決めて眠りにつき、朝目覚めたら「アック死んだわ」と母が悲しい顔で一言。
その時の気持ちは、今でも私の胸を締めつけます。
もっと早く治療していたら‥ちゃんと病院に連れて行けば‥ひどくなる前に出来ることがあったはず‥何もしてあげられませんでした。

あれから24年、今も犬を飼っています。
先日、ワンが右前脚をしつこく舐めているので見てみたら、指の横が腫れて化膿していました。
様子を見ながら毎日数回の消毒を続けて、どうやら快方に向かっている様子に一安心。

いつもと違う行動やチョットした変化に注意して、異変を見逃さないように気を付けています。
この事は、アックに教えてもらったと思っています。

人間の言葉を話さない分、ちゃんと気に掛けてあげないと‥これからも、ずっと一緒に居られるようにね。