ライブ用の耳栓はここ最近は色々な種類が出てきました。
楽器屋さんでよくみかけるのはCRESCENDOという商品で、オランダのメーカーさんらしいです。
最初に買ったのはこれ。CRESCENDO Music。
これが2000円くらいと、このメーカーの中で一番安かったから。
メーカーのHPでグラフが出ていますが、2khzと8khzあたりが低減効果が高いようで
低域は割とフラットな感じのようです。
音圧低減効果 | Crescendo (korg-kid.com)
ライブ会場などではちょうどよい感じで、
静かの場所で付けたままでも普通に会話もできるレベルでした。
次に買ったのが、CRESCENDOのDrummer。
CRESCENDO ( クレシェンド ) Drummer イヤープロテクター(耳栓) 送料無料 | サウンドハウス (soundhouse.co.jp)
25dbの低減効果があるとのことで、ドラマーやベーシスト向けとのこと。
こちらは1.5khz付近と8khzの低減効果が高く、中低域も125hzが高く、全体的にも低減効果が高め。
スタジオリハでの効果はかなりありました。ただMusicよりも更に細かなニュアンスが欠損してしまい、自分が演奏している音が良く聞こえず、後で録音を聞いてみるとかなり高域が強く出ていた、なんてことがありました。
そして現在使っているのがこれ。crescendo3個目。
proシリーズという新しいモデルで、
「音楽のダイナミクスはそのままに、安全な聴覚レベルまで抑える」とあります。
グラフが公開されていないのでどこにピークがあるのかはわかりませんが、Musicが割と全体的にフラットな感じだったのに対して、こちらの方が原音のニュアンスを損なわない感じはします。
MusicとDrummerの間くらいですかね。
まとめ
CRESCENDOのイヤープロテクターは、3段フランジのイヤーピースに独自のフィルターをはめ込んだもの。
3段フランジなので閉塞感はありませんが、装着が難しくて、適当に入れると浅く入った状態で効果がありません。
(逆にこれを利用して、静かな場面では浅めに入れるという事も出来ますが)
フィルターの効果はモデルによってかなり違いますので、こればっかりは試してみないとわかりませんが
イヤホンのように視聴できる店もなく、レビュー記事などを参考に買ってみるしかないです。
ただ2000円~6000円とかな高額なので、なかなか躊躇しますよね。
個人的な主観としては
・Music リスナー向き。シリーズ中では一番安いのでとりあえずお試しで。
低減効果は弱めですが、全体にフラットに低減される感じ。
・Drummer ロック系の演奏者向き。低減効果は最も高い。
爆音のスタジオリハでは抜群の効果があります。
加減のできないドラマーや爆音ギタリストと一緒の時には有効。
・Amplified20 演奏者向き。シリーズの中では最も自然な感じ。
高域の低減が少なめなので、ボーカルやピアノなどはよく
聞こえます。