午前中に取材を受け、







お昼に移動して、アポイントまで、近くの公園で待機しています。




以下は、移動中と待ち時間に書いた記事です。



論点や前提がズレている際に、ズレている違和感に物申せないことを回避することは、とても大事です。


先日、論点を確認した上で、その前提に立って組み立てを行い、準備をした件がありました。


少し日数が経ったこともありましたが、確認する場面で、論点が別のところに移っていて、有意義な議論にならず、もったいないことがありました。


わかりづらい話なので、例え話を少し書きます。


夕方に


今日の夕ご飯のリクエストは?


と聞かれたとします。


カツ丼が良い!


と答えたら、冷蔵庫に材料がないから難しく、別の料理しかできないと回答があり、メニューは野菜炒めになったとします。



一週間後の夕刻に、電話かLINEで同じ質問があった際に、


冷蔵庫の中に昨日あった材料を思い出し、


鍋がいいかも。


と答えると、今からスーパーに行こうと思ってて、こんな暑い日に鍋にするの?


みたいな会話になり、カツ丼と言えば良かったと後悔すると共に、前提条件が変わるのであれば、前提条件を知りたかったと思ってしまいます。


日々、仕事をする中でも、上にあるカツ丼事件のようなことは、よく起こっていると推測されます。


しかし、多くの場合、カツ丼事件などなかったかのように、波風立つことなく過ぎ去っていきます。


理由は簡単で、


お互いの距離感が家族の会話が出来るほど近くない。不満を飲み込む


パワーバランス上、指摘しても最終的には言いくるめられることが分かっているので、諦める


そこまでの気概がない



こんなことが多いと思います。



上司や提案を受ける側としては、事なかれ主義で部下や提案してくださる方が腐ってしまうと、デメリットしかないため、対策が必要です。


幾つかあると思いますが、一つ目は


どんな時でもパワーバランスに頼らない。何でも言えるような環境にしておく。


最も大事かつ難しいことです。


心理的安全性と言われることだと思います。


難しいですが、これは鍛錬で習得しないといけません。


常に、この状態を保つことが難しいのであれば、常に受け入れる姿勢で対峙する時間の比率を少しでも上げる努力が必要です。



二つ目は、前提を合わせる機会を作ること。


面倒ですが、テレビドラマのように、前回までのあらすじを30秒で良いので、冒頭で話すことです。


これも端折りがちですが、端折って得することはなさそうです。



カツ丼事件はどこでも起こっていると思います。


最近、長男は踊る大捜査線を見ていて、


事件は会議室で起こっているのではない。現場で起こってるんだ。



と、名セリフが毎日のように我が家のテレビから流れていましたが、



論点ズレも、


家庭内で起こっているだけではない。ビジネスで起こっているんだ。


と肝に銘じることが必要だと感じ、反省をしました。