金曜日の朝、ミーティングをしている中で、メンバーが現在の課題を解決するために、
「こんな策を来週金曜までにやってみようと思います!」
と話してくれました。
そこで私は,
「100分の1でいいから、会議の後、すぐにやってみると見通しがつくから、まず、小さく、すぐにやってみた方がいいよ。金曜の朝にちょっとだけでいいから実行してみてほしい。」
と上司っぽいアドバイスをしてみました。
このアドバイスは、私の経験から来るものです。
少しでいいから着手してみることは信じられないくらい多くのメリットがあります。しかし、やったことがない人は気づかずに多くの損失を積み上げています。
メリットを羅列してみると、
・一歩踏み出したら、すぐに二歩目がついてくるから、行動量が圧倒的に増える
・少しやってみると、仮説がどれだけの精度だったか分かる。多くの場合、仮説は夢のような薔薇色の世界をイメージしていたことに気付かされる
・どれくらいの努力がゴールするために必要かの見通しがつく
・能力が足りないことに気づくと、誰に支援を求めないといけないかが分かる
・「やってみた方がいいよ。」とアドバイスなどをもらってスタートした時は、すぐに教えてくれた人に気軽に聞くことができる
こんな感じです。
アドバイスをしたメンバーは、その後、すぐに少しやってみたようで,案の定、自分の立てた仮説が、薔薇色仮説だったことに気づき、すぐに方向修正しているようです。
このケースはアドバイスが秀逸なのではなく、素直に聞いて行動した人の行動力が秀逸であることは間違いありません。
私は現在、弊社の関東支店に毎週通い、チーム運営の支援をしていますが、私がやっていることは、即着手をする文化を支店内の当たり前の文化にすることです。
これさえ出来れば、多くの課題は解決していきます。