自身2度目の渡道である。前回は札幌に宿泊し、神威岬を廻ってきた。

この度は、道東である。知床、釧路、摩周湖、最後に網走で、着発は女満別空港。
はじめは根室がルートに入っていたのだが、僕が司馬遼太郎さんの著書、街道を行くシリーズ「オーホーツク街道」を読み始めたことで、網走に行きたくなってしまったのである。
網走というと、網走刑務所のイメージが強いだろうけれど、古く北方先住民族の文化があったところである。

日本人源流の人の文化、日本が西国から弥生人と文化に圧され、変節を余儀なくなるなか、縄文の文化を営む人々と樺太などから渡ってきていた北方民族の文化が織り重なり昇華し、自然界と調和したとても豊かな文化を誇っていた。


が、世にある悪例に漏れず、そうした文化圏も失われてしまっている。残念でならない。

そう言いつつも自分として考古学の知識があるわけでもなく、何をするわけではないのだが、幼き頃の記憶の中にあるアイヌの人々の「何か」を本で読んだのか、テレビで観たのかわからないけれど、そのときに子供ながらに怒り、悔しいと感じた感情が、燻っているのはたしかで、重ねて言うと、何をするわけでもないのだけれど、その地に立って想いを馳せたいのである。

僕の北海道への憧れ、北海道に住みたいという想いのその源流は・・・


はた万次郎画伯の漫画「ウッシーとの日々」などで、北海道生活を垣間見たりもしていたけど、「北の国から」などには見向きもしなかった。住みたいと思っている割に、ほとんど北海道のことは知らないのだ。移住のために準備してきたわけでも、する予定もない(多分)。
ただ、気分なのである。


・・・アニメ「冒険コロボックル」から始まるもので、純粋にその部分で形成されているのだと今気づいた。


今回の渡道は、思いがけず(いつもそうだが)嫁さんから云われた。北海道には(程度はわからないけど)詳しい嫁さんに付いていく(旅行にかぎらずだが)のが通常であり、どこか行きたいところあるかと聞かれても、気分だけの北海道好きな僕には「どこ」というのがなかったのである。

いや、ある。民族資料館だとか遺跡だとかに行きたいのだが、なかなか言い出せない。マップなどを見て、探すのは資料館等がどこにあるかなのだが、マップに載っているところは初めのルートを考えると悉く外れているので、余計に言いにくく、喉元で霧消してしまう。


悶々としながらも、せっかく行くのだからと思い、家にある書籍の中から北海道関連のものをと手に取ったのが上記の本であり、読むとこれが網走に行きたいと言わずにいられなくなってしまった次第。


時 2008/9/4 9:27
To ○○○
Sub 北海道の日程
何日からだっけ?
司馬さんのオホーツク街道を読ん
でるところ。
アイヌ文化には興味もっているの
だが、オホーツク人文化があると
は知らなかった!
網走は行かないもんなあ。アイヌ
歴史館なんかも根室・知床半島と
は逆方向だしな。んー「困った顔の絵文字」


と携帯メールを送る。
あれ、行きたいとは書いてないや。


時 2008/9/4 9:33
From ○○○
Sub Re:北海道の日程
いいよ、興味があるなら日程組み
直すから。網走一泊入れればいい
かな?旅行は10月9日から13日ま
でです。


と返事が着た。
あっさりと決まってしまった。
この辺の機敏さは嫁さんの得意とするものだが、曖昧な意思表現の多い僕に始終苦労しているのも確かなのだ。

俄然行く気が満々。北方浪漫である。
時間が許せば常呂にまで足を伸ばしてみようかな。