あとひと月で3月11日を迎える。
一年前のその日は、私にとって2重の意味で、忘れられない日だ。
ひとつは、その日の朝に、半年間悩まされていた「うつ状態」(双極性障害=躁うつ病なので)から劇的に復活したこと。
前の晩、眠れずに一晩寝ないで過ごしていたら、早朝「あ、戻っている」と。
長い間、身体と気持ちを覆っていた重苦しい何かがふっと消えていた。
うつ病と違い、双極性障害の場合、こういう戻り方も珍しくはないのだが、自分でも不思議としか言いようがない。
で、復活して数時間後にあの地震、津波。
テレビに映し出される津波の映像、まるで映画のような強烈で恐ろしいものだった。
「自然の恐ろしさ」ときどき口にする言葉だったが、生まれてから一番強烈だったことは間違いない。
そして福島原発。
あのあと、被災地気仙沼を2度訪れた。
4月 気仙沼からの報告②
7月 気仙沼に行ってみて。
映像では何度も目にしていたが、自分の目で見ておきたい、と思った。
そして、実際「体感」した。やはり映像や頭の中の世界でないものが身体に残った。
もうじき一年。
コンビニやスーパーなどに置かれていた「東北大震災募金箱」も見かけなくなり、普段意識することもなくなってきた。
しかし、間違いなく現地の被害・窮状は現在進行形である。
東北に旅行してお金を落としてくるのでもいい、東北のお酒を飲むのでもいい、「忘れずに、小さくても自分にできることをする」こと、続けて行きたい。
気仙沼の被災したおばさんの言葉が忘れられないから。
「今、みなさんが来て手伝ってくれて本当にありがたいのよ。
でも。 ・・・忘れられるのが一番怖いの。」


