私には、恩人がいた。
いた。 と言うのは、一年半ほど前に亡くなったからだ。
最初の勤め先、農林水産省での上司である。
そのことは、このブログを書き始めて間もない頃、「恩人の死 」と言う記事で書いた。
(心を込めて書いたものです、お読みいただければ幸いです)
これを書いたことはしばらく忘れていたのだが。
3月に、この恩人の奥様と電話で話したとき、私の父が昨年亡くなったことを話したら、
ほどなくしてお線香を送っていただいた。
さっそく礼状を、と思い、この記事のことを思い出した。
もともとはご家族にお見せするつもりはなかったが、職場でどれほど優しい、思いやりのある方だったか、みんなに慕われていたか、お伝えできるのでは、と。
お礼状にこのブログ記事を印刷したものを同封して数日後、奥様から電話があり、とても嬉しかったとお礼を繰り返された。ご家族にもコピーを送られ、弟さんなどは思い出して涙を流されたそうだ。
昨日、テニスで飯能に行った帰りに、ご自宅にお寄りした。
もちろん、とても喜んで頂いた。
ご主人をなくされて一年半、やっと一人であることに慣れてきはしたが、やはり寂しい、と。
ご主人の思い出を話したときには、私も胸がいっぱいになってしまった。
ご主人は、私にとって、「もう一人の父」とも言える人だった。
あとから考えたら、母の日、らしいことができた一日だった。