朝晩動物病院での点滴の日々スタート。

私は一人で沢山の犬達の世話をしています。
だから、朝晩点滴に通うには他の犬達に甘えて、我慢して貰って、主人にも甘えさせて貰って、お客様にも甘えさせて頂かないと成立しません。
 
 
BECKと朝晩点滴。
その前に♪
 
幸ちゃんと病院の駐車場で待ち合わせ。
ドッグフードを取りに来てくれました(^^)
病院までフードを取りに来て下さったご家族様は沢山いらっしゃいました。
 
そして、朝晩点滴になってしまったタイミングが
 
BECKの息子、MAXのショーデビュー!
岡山でのショーだったので、毎朝私がMAXを会場に連れて行く予定でしたが、ハンドラーの青木さんにBECKの事を話と「近行さんが大変過ぎますからMAXはお預かりしますよ!BECK君の側にいてあげて!」と言って下さって大変助かりました。
 
沢山ご迷惑をお掛けしたと思いますが…(-""-;)
 
 
コフィコロちゃんも、フードのお渡し、待ってくれたね(^^)
ありがとう♪
 
 
病院の帰り道の消防署の前で珍しい物も見ました(^^)
 
BECKは院長の奥様が大好き❤
奥様も「この子は賢くて今にも喋り出しそうお願い私も好きだから両思いなの♪」と(^^)
 
「奥さん、今日もとても素敵ですよ!ってBECKが言ってますよ♪」と言うと、院長が「面白言うてから(笑)」と、朝も晩もいつも病院に居るからざっくばらんな話をしたり。
 
病院で点滴してると、「BECKちゃんですか?私、FBで友達になってる者で…」と、声をかけて下さり、BECKを撫でて下さった方や、私がBECKの事をFBにアップしないと心配して下さって、病院に「今どうなってるの?」と、問い合わせをされた方もいらっしゃたり。
(院長と長いお付き合いの方ですので病院にご迷惑は無かったそうです)
 
いろんな方に知識を頂き、応援して頂きながらBECKは頑張ってました。
 
この写真をInstagramとFBに投稿した日。
この写真は朝病院に行く前。
 
11月15日の朝。
 
実は朝晩点滴に通っても数値は悪くなる一方で、
 
「もう家で朝晩皮下点滴で様子を見てあげんかな?」と言う話もあり、家で朝晩点滴をスタートしました。
 
この写真の投稿は「食欲旺盛!痩せてると感じましたが体重変わらず!」
 
これは本当でした。  
 
で、病院で血液検査するために病院へ行くと院長が
 
「もう検査して一喜一憂するより、家で様子を見てあげんかな?」と。
 
重ねて
 
「血液検査してもショック受けるだけになるよ」
 
院長の優しさです。
 
だって
 
今からBECKの現状を知ったとしても画期的な治療法は無いのですから。
 
でも私はまだまだ食欲旺盛なBECKの今を知りたくて血液検査する事にしました。
 
体重は病気になってからは殆ど変わらず22kg前後。
 
元々は30kg近い子でした。
 
出た結果はCrea9.0。
正常値は1.4以下。
 
私「はぁ⁉ご飯食べよるんよ?こんな数値なんで?」
 
先生は
 
あり得ない数値のBECKに
「よう頑張りょうる(^^)」
 
だからなのか
 
病院に行ったのに疲れたのか 
 
やっとお母さん、気が付いたんか!とBECKが思ったのか、その日の夜からご飯が食べれなくなりました。
 
それでも私の手からは食べてくれました。
 
でも時間が経てば嘔吐したり、しなかったり。
 
多くて1日二回の嘔吐。
 
無い日もあります。
 
でも日に日に痩せて、日に日に足元がふらつき、皮下点滴も伏せてする様になりました。
 
でも庭に出る時には、自分の足で出て、自分の足でハウスに戻り、「BECK凄いね‼」と笑顔で言うと、クルッとターンして、ニコッと。
 
まだまだ私にカッコいい所を見せたいと言う素振り。
 
そんな日々があり。
 
11月24日、朝ご飯を食べて食べ残して。
 
しばらく目を離して居る間に食べ残しも珍しく自分一人で食べて。
 
BECKは旅立ちました。
 
眠っていると思って近付いて亡くなっていると気が付いて。
 
取り乱しましたがBECKの体を綺麗にして棺を作りました。
 
嘔吐の後は無く、眠ったまま、亡くなった様な穏やかな顔でした。
 
見てないから解らないけど、恐らく寝たまま亡くなったのではないかと思います。
 
数値が最悪の状態を越えてもご飯を食べてくれるBECKを信じていたし。
 
食べれなくなったらまた新たな介護のスタートで、寝たきり介護ができるんだろうと思っていたので混乱しましたが、
 
苦しまなかったのなら救いです。
 
閲覧注意。
旅立ったBECKです。
見たくない方は見ないでね。
 
 
 
 
 
 
 
穏やかな顔だと思います。
 
BECKが旅立ったタイミングがあまりに綺麗過ぎる、偶然とは思えない色んな気遣いや優しさ、愛情が感じられるタイミングでした。
 
 
旅立ち方にしても、聞いてたのかな?と思う様な旅立ち方で。
 
本当に犬ってどんなに尽くして与えても与えても与えたつもりが本当に貰ってばかりです。
 
「苦しまないで欲しい」
 
私の願いも叶えてくれて。
 
院長にBECKが旅立った事を伝えると、「そりゃ変わった亡くなりかたじゃわ」と。
 
「どうなるのが普通?」と聞くと   
 
「腎不全になると尿毒症になるから、嘔吐につぐ嘔吐をくり返して口からオシッコの匂いがして、痙攣発作を繰り返し亡くなる事が多いよ」
 
私「BECKは多くて1日二回嘔吐したけど痙攣発作は1度もないよ!」と言うと、
 
「貴方がブルドッグについて言よった様に辛抱強いから体が限界越えても元気に振る舞っとったんじゃろうな、数値と様子は全然違ってたから」と言ってくれました。
 
私は普段から「ブルは辛抱強いというか不調を隠すから、食欲なんかじゃ体調は図れない、食べてたブルが食べなくなったらもう死ぬ前です」と偉そうに言っていた。
 
覚えいてくれたんじゃな、先生。
 
BECKは最期まで優しさをくれました。
 
とことん私なりに出来るだけの介護させてくれたのでネガティブな気持ちはありません。
 
それの彼の優しさでしょう。
 
でも覚悟はしていてもやはり悲しいです。
 
私はBECKの魂に愛された記憶を残したかった。
 
BECKの愛情や優しさを感じながら心を整理して行きたいと思います。
 
BECKと私を支えて下さった皆様ありがとうございました。
 
病と戦う犬達やご家族様が幸せな時間を過ごせます様に。
 
病気で愛犬を見送られた方の心が温かさに包まれます様に。
 
ただ、悔いがあるとしたら、あの日亡くなると解っていればステーキ食べさせてやれば良かった!
 
亡くなる時間が少し早まっても。
 
本当にそう思う。
 
美味しかったラブ
 
お母さんにカッコいいって誉められたラブラブ
 
あぁ幸せラブラブラブ
 
そうやって旅出させてあげたかった。
 
欲が深すぎでしょうか。
 
まだBECKは寝てるかな。
 
もう起きて遊んでるかな。
 
もしかしたら「スッキリした!」と未練無くお空に行ってしまったかな。
貴方が何処に居ようと私の愛は変わらない。 
沢山の愛をありがとう。
 
亡くなったばかりなのに、「ありがとう」と言える元気を私にくれてありがとう。
 
BECKの愛。
受けとりました。
 
CH EXPERIENCE NAO JP A CRYSTAL OF SNOW
2012.8.14~2018.11.24
Call Name BECK