ハワイ島を南回りで、１周して帰ろうと思ったのです。
ヒロには「ビッグアイランドキャンディーズ」という
チョコレート工場があるというので、行ってみました。
「世界で一番美味しいチョコレートを作りたい」という
創設者の気持ちが込められた、美味しいチョコレートが
あるという文言に誘われて。
入ってすぐ日本語で「いらっしゃい。試食をどうぞ。
コーヒーも入れてあるから、飲んでね」ってご年配の
おばちゃまに言われビックリ。ハワイ島への移住者の方
なのか２世さんなのか、日本人観光客相手に雇われたのか
大勢の６０歳くらいのオバチャマ店員がご案内してくれます。
既に夕方近かったので、工場はすでにラインがストップ
していましたが、売店には沢山の人。
ちょうど団体バスが来たようです。
日本人の７０歳くらいになるオバちゃん観光客が、レジにいる
現地のお姉ちゃんを捕まえて、なにやら話しかけています。
「ねぇあなた、日本語わからないと思うけれどね、
私なんとか、っていうチョコレートが欲しいのよ。
ねぇねぇ、どこに売ってるのか教えてくれない？」
って。本当に一方的に日本語でお姉ちゃんに迫る。
お姉ちゃんもお姉ちゃんで「日本語ガイドがいるから、
そこに行って」って一方的に英語で喋ってるし。
全くお互い理解しようとしないけど、何か面白くて観察
していたら、ついに根負けしたのか、お姉ちゃんが
お客さんの首根っこを捕まえて、レジを離れて歩き出した。
そう、さっきの入り口でご案内してくれた日本語話す
オバちゃん店員のところへ連行していったのです・・・
お互い「おーサンキュー！」と笑顔で引き渡されました。
70歳の日本の「オバタリアン」根性には、本当にちょっと
見習いたいって思いながら、沢山のチョコレートを買って
帰りました♪