土曜日雨だったので、1号が友達を誘って、学童で
カードゲームをすることにした。

いつも持っていっちゃだめ、と言っていたが、友達みんなが
持ってきているのが羨ましかったらしく、仕方がないので
沢山のカードを持って出て行く1号に言った
「取られて困るカードは持っていくなよ。なくしても良いものを
 もっていきなさいよ」
「はーい」

1号も2号も、対戦を楽しみに出て行って、4時間後。
児童館の閉館時間が過ぎても帰ってこない。
しばらくして1号が帰ってきた。
「カード取られて、トイレに捨てられた」
言ったとたん大粒の涙と共に泣きはじめた。

カードゲームが終わった後、ポケットにいれると
落とすかなくすと思った、といういいわけだったが
要は邪魔だったんだろう。玄関横の誰でもが通る場所に
ある下駄箱においてあった自分の靴の中にカードを置いて
遊んでいたらしい。帰りに靴を履こうと思って、カードが
盗まれたことに気づいた。

学童の先生も一緒に探してくれたらしいが、なんと
男子トイレの便器の中に捨てられているのを、先生が
見つけてくれた。しかも32枚中、弱いカードの15枚だけが
水に浮いていたらしい。先生が拾ってくれて、事務所で
乾かすから、月曜日取りにおいで、と慰めてくれたと。

盗んだ奴が一番悪いけれど、でも母の言うことを聞かず、
取られて困るような、強い大事なカードも持って出たし
みんなに気づかれる場所に、無防備に放置した1号が悪い
と言って聞かせた。

こんなことで子どもに「とられたら困るものは置いていけ」
という自分も嫌だし、盗まれる、といつも心配しなくては
遊べない子どもの世界も汚れてしまっている気がして、
1号の心もとても悪い傷が付いたことと思って、
とても残念な1日でした・・・・