歯医者の「いんしょう」

外出中、歯医者さんから連絡があったので、折り返し
歯医者に電話してみた。

one「お電話いただいたみたいなのですが」
歯科助手「あ、はい、先日とったインショウを出したんですが
インショウ業者から採り直しっていわれたんで、来てもらえます？」

むかッ！

あったまきた。

仕事柄、相手の電話応対の仕方には、ちょっとうるさい私。
まず、なんだよ、インショウって歯科用語、素人に使うなよ。
会社でもみんなに聞いてみたら、インショウってしらないよ！！
（歯形を採るための材料で、以前歯科助手の友人から聞いて
知ってはいるが、一般的には「型」だろうね）

それに、まず、お客である患者に、取り直しに来てもらうのに
謝らないのか？原因はそっちにあるんだろうに、すみませんの
ひとこともない。

機嫌が悪くなったところを我慢して「じゃいつ行けばいいの？」
って携帯で電話しながら聞いてみたら、だらだら「ええっぇとぉ
しょーしょーおまちくださぁーい」ってうざい声。保留音も長い。

ブチッ

あったまきたから、電話切ってやった。

友達と一緒にいたので、あまり大人気なくても、なんだなぁと思って、
気持ちを落ち着かせ、5分後くらいにかけなおした。
助手がでて「さっきは電波が悪くて」と言ってみたが
さすがに機嫌の悪さが伝わったのか、院長が電話にかわって出た。

「大変申し訳ありません。お手数かけて申し訳ないのですが
型を取り直しさせていただきたいので、お越しいただけません
でしょうか？」

そうそう。そういう言葉が大事なのよ。

院長が電話に出てすぐ、そういう謝りの言葉が出て、
私も人が変わったように「あーわかりましたぁ。いいですよ」
って返事もした。

相手にお詫びをするのは、難しい。でもまず謝るのって
大事だよねぇ？まして相手の顔を見ないで話すのは、難しい。
電話応対って、本当に大切だよなぁ、って思う。

歯医者業界のみなさん、「インショウ」は専門用語ですよ。
患者さんに軽々しく使わないよう、電話では特に気をつけましょう。