UB 最終話 | アラシックな日常Ⅱ~嵐*大宮白書~

アラシックな日常Ⅱ~嵐*大宮白書~

こちらは『アラシックな日常』(にのたん)の移転先です


主に腐小説、相方おーのたんとの日常を書いています


妄想小説は大宮メインです。その他櫻葉、にのあい、櫻宮などなど


※時々アニメ、声優さん関連記事あり

『………なんなの、それ?』

「え……だってニノ……気持ち悪いでしょ?だから少しでも早くここ出ようと思って……」

『お前さ……俺がいつ気持ち悪いって言った?』



ヤバい……なんかスイッチ入ってしまった




『俺は出ていけなんて言ってないでしょ?』


「そりゃあ、言ってないけど……でも……」



ダメだ……自分の中に渦巻いていた気持ちが込み上げてくる……



『なんでっ……なんで翔さんなんだよっ!!』



止まらない……



『俺じゃダメなのかよっ!!』


「………えっ?………ニノ?」


えっ……俺……今なんて……


『あっ…いや…違っ…あのさっ…』

次の瞬間、フワリと俺の身体を温かなモノが包み込んだ。

『あっ、相葉さんっ!?』

俺は相葉さんの腕の中にいた。

「ニノっ……ニノっ……嬉しいっ!!」

『あ、相葉さんっ!?』

俺を抱き締める腕の力がギュッと強くなった。

これってどういう状態っ!?


「ニノ、大好きだよ……俺、ニノが好きだよ……愛してる」


ドキッ


えっ……アイシテル?

アイシテルって……俺のことっ!?


『あ……相葉さん……それって……』

「うん……俺、いつの間にかニノの事、大好きになってたんだ……でもニノはノンケだし、この気持ちは隠さなきゃって……だから同居人としてでも側にいたかったんだ……」


嘘……俺、今相葉さんに告白されてるの?

どうしよう……俺、相葉さんの事……好きなの?

『ちょっ、ちょっと待って!!俺まだそこまではっ!!』

だって今、相葉さんを受け入れたら俺……相葉さんと………


『無理っ!!俺、まだ無理っ!!』

「くふふ、ニノ可愛い~♪大好きだよ~♪」

『ちょっ、お前っ………ったく……ふふ……ばか……』

あんまり相葉さんが嬉しそうで思わず笑ってしまった。トントンと背中を叩くとようやく腕の力を弱めてくれた。

『あのさ……俺、まだよく分かんないんだ……ただ、相葉さんと離れたくないって……そう思ったんだ……』

これが正直な俺の気持ち。相葉さんとずっと一緒にいたい……この気持ちは恋なのかもしれない……

でもだからっていきなり恋人とか俺にはまだ分からない。


「うん、それで充分だよ。ニノが俺と一緒にいたいって思ってくれてただけで嬉しいよ。俺、頑張るから!ニノに愛してるって言ってもらえるように頑張るから!」


ばか……ほんと、ばかだよ……でも、きっと俺はそんな相葉さんの事が好きなんだと思う


ふふ、まだ言わないけどね


ひとつだけ言えるのは……




ずっと一緒だよ



END



相葉チャン、誕生日おめでとうございます!