ゆったりと湯船に浸かる……思い出されるのは嬉しそうな大野さんの顔……今頃翔さんと二人なのかな……二人で何してるの?……もうヤった?
はは……バカだな、俺は……そんな事考えても仕方ないでしょ……なのに二人が抱き合う姿が頭に浮かび……ブクブクと湯船に沈む
「……二宮さん……大丈夫ですか?のぼせてませんか?」
ぷっ、やっぱり絶妙なタイミングで声を掛けて来るマネ……このまま沈んでしまおうかって思った矢先だった
『……今から出るよ……あっち行っててよ……』
マネの気配が無くなったのを確認して浴室を出た……アイツ、俺がどうして落ち込んでるのか知ってるのか?……何も聞いてこないけど、これ程俺に構うのは初めてだよな
髪を拭きながらリビングに向かえば既にミネラルウォーターが用意されてた
「二宮さん、ちゃんと水分補給してください。出来るだけ早く寝てくださいね……では、私はこれで失礼します」
いつもなら、ありがとう、じゃあまた明日って言うとこなんだけど……今日の俺はこの空間にまだ浸っていたかった
『……待って………ねぇ、泊まって行かない?』