「ニノっ、しっかりしろって!ニノっ!」
ガックリと項垂れる俺に相葉さんが懸命に声を掛けてくれてるけど……大野さんに嫌われてしまった今、もう空っぽになってしまって……
『俺が悪いんだよ……ずっと側に居てくれたのに……守っててくれたのに……』
「ニノ……今夜も俺んち来る?」
心配げに俺の顔を覗き込む相葉さん……俺は力無く頭を横に振る……今は一人で居たいから……ありがとう、相葉さん……
マネージャーの車で自宅マンションに帰る……ソファーに倒れ込むように座った時、メールの着信音が鳴る
〈ニノ、大丈夫か?〉
潤くん……心配してくれてるんだ……
《大丈夫だよ。心配かけてゴメン》
〈今ニノのマンションの前なんだけど〉
えっ!?……来てるの?……どうしよう……今は誰にも会いたくない……でも、わざわざ来てくれたんだし……悪いよね……
《今開けるから》
部屋に入って来た潤くんにいきなり抱き締められる……驚いた俺はその腕の中から抜け出そうとするけど潤くんの力が強くてビクともしなくて……
『ちょっ、潤くんっ!!離してってばっ!!』
「ニノ……俺にしとけよ……俺がずっと守ってやるからさ……幸せにしてやるよ……だから……」
抱き締められたままリビングに連れて来られソファーに押し倒される……大野さんに嫌われた今、このまま潤くんが言うように潤くんに身を委ねれば楽だろう……でも……やっぱり俺が好きなのは……
『潤くん、ゴメン……俺、やっぱり大野さんが好きだ……たとえ嫌われても……俺は……』
「だったら…このまま俺がニノ、お前の首筋に噛みつけば……お前の意思は関係なくお前は俺のモノになるんだぞ?……俺だって出来たら無理矢理なんか嫌だったんたが……仕方ないな……」
Ωはαにその首筋に噛みつかれると自分の意思に関係なく番にされてしまう……今、潤くんに噛みつかれたら俺は愛してもいない相手に発情してしまうんだ
嫌だっ……そんなの絶対嫌だっ
『嫌っ……大野さんっ……大野さん助けてっ!!』
「ニノっ!!」
愛しいあの人の声が聞こえた