朝の冷たい風に、見上げた空は、淡い淡い青に白が混ざって優しい表情でした。
段々と時間が経って、また見上げたその表情は、私の窓から見る限り、白一色。
なんだか、その白さが心に広がって、少し切なくもなりました。白なら明るくなるイメージがあるけれど、今日はその白が切ない。
多分、それは私の心が見せた景色のようです。
私事、10月末を以て仕事を退職しました。
退職と言う言葉が、今じわじわと響いてきます。
10年。
今までの沢山の出逢いや別れ、新人の未熟な頃の私や、がむしゃらながらも楽しく働いていた頃の私……。
緊張し出すと、どこまでも緊張して、みんなが呆れるくらい……。緊張で震える手だったり。手だけじゃなかったか……一緒にココロも震えるくらいの小さな心臓。ノミの心臓は健在です。
そんな私も、厳しい現場に飛び込んで、がむしゃらに、自分を試すかのように働いていました。自分との戦いも多々。
でも、周りにいた仲間たちに何度も支えられて、涙を流しながら、笑顔をもらいながら、飛び込む勇気をもらいながら、悩みながら、無我夢中だったな。って今、振り返るとしみじみと、ひしひしと蘇ってきます。
この仕事が今でも大好きです。
人と触れ合い、笑顔を交わし合い、時には怒りや悲しみにぶつかり合い、手を取り合って励まし合ったり、苦しみを乗り越えたり、痛みを少しでも和らげたり。
上げ出したらきりがない位、沢山の沢山の触れ合いがりました。沢山の宝物を貰いました。
ずっと忘れない。
その宝物たちが、私の歩む道に光を照らして、今でも力をくれています。
ココロにいつまでも息づいています。
1つの節目。
上を見て伸びる竹のように、強い雨風に傾いても、たとえ折れても、節目を幾つもつけて、空に天に向かって、光輝く太陽に向かって、伸びて行けるように、日々精進です。
私事を長々と綴ってしまいました。
今の自分を伝えたかったのです。
失礼致しました。
BLUE☆。+゚