前記事のつづき



2/22

遍路小屋38号にて起床

朝食は麻婆カレーメシ

昨日ラーメンに使った残りのネギを添えて






撤収してる最中に予報通り雨が降り出した



7:00
雨装備でスタート






峠を越えて、久万(くま)高原の街に出るまではなーーんにもないゾーン



バスの待合い室が住めるんじゃないかってくらい立派で、ところどころ休憩させてもらう






繰り返しお遍路さんに来て、雨の日に歩くことにも大分免疫がついてきたけど


やっぱりできれば雨のない歩きがいいなぁー



地味ーにずっと登り坂を歩いていると







!!!!!


雪やーーーー!!!







道路の端に寄せられた残雪にテンションアップ





疲れたーと言いながら歩いていたのに

これから壮絶な闘いがはじまろうとしていた












みて!

なんか雪掴んでこっちに投げつけようとしてますけど!







しかも先輩の雪でかくないですか!?






カーーン♩


ゴングが鳴った



先輩が雪を投げてきたっ


負けじと雪を投げ返す


走って逃げるっ


走って追う


走って雪を準備する


投げるっ


この繰り返し


あ、しかも登り坂ね

しかもテン泊装備ね
(先輩のザックは私のより数キロも重い)






ゼーハーゼーハー言いながら

足もプルップル

まじでキツイーーー!!!!



ギャーギャー言いながら、今日の行程はまだまだ長いのに、ここでかなりの体力を消耗する。




案の定限界はすぐにやってきて

「もうやめましょ。。。」

壮絶な闘いは一旦幕を閉じたw






壮絶な闘いから1時間





相変わらずの雨の中 峠に突入









気温が低い!!


寒い!!!


一気に本格的な雪景色









山が深くなるにつれて雪も深くなる


この頃は確か数日前に寒波が通りすぎて、溶けていってる時期だった


だけどこの残雪に、時々アイスバーン状態の道





しかも2人共今回の靴はアルトラw


年末年始はしっかりゴアテックスの登山靴だったのにw






愛媛って暖かいイメージなのに雪国や!

とか

ちょっと前だったらチェーンスパイクいるレベルだね!

とか話す




年末年始のお遍路さんが想定外に暖かかったから、今回のこの雪景色には驚いた





雨や残雪ゾーンの峠越えということもあり…


いや、たぶん雪合戦のダメージが大きくて

お腹もペコペコ
足もプルプル



内子の【道の駅からり】からずっと何もないゾーンを歩いてきたけど

この残雪の峠を越えると

久万高原の街にでる



ここで食事と食料の調達をする予定



先輩がご飯屋さんを調べてくれる

「うどん屋さんがあるよ」

2人でうどんを楽しみに、足の運びも軽くなる



♩♩♩



峠から街へ出ると、すぐ右手にファミリーマート



うどん屋さんより近いファミマに即浮気



イートインコーナーでごはんと休憩


うまい( ;∀;)








お遍路さんや、テン泊が続くと

身体がお味噌汁を欲しがることに最近気づいた

やっぱりどうしても食生活が偏るから

すぐに逆剥けや口内炎ができるーー



数泊の旅から帰宅すると、とりあえず納豆や青汁や野菜を補給するようにしてる







ファミマタイムの後は近くのスーパーで

明日の昼までの食料と行動食を購入

食が潤うって心も潤うなぁ





ようやく雨も止んでくれ





スウェットの裾が浸水した先輩はレインパンツをめくって乾かしながら歩いてた










久万街では、ひなまつりのイベントが開催されてて雛人形がたくさん飾られてたよ








久万の街を抜けて


15:05

44番・大宝寺

長かったぁーーーーーー


88ケ所の真ん中の44番は「へそ寺」とも言われてるんだってー


大宝寺、森の中のいい雰囲気だった









大洲から2日かかってようやく到着した大宝寺

難所のひとつを打てたことに安堵するが

今日のゴールはここじゃない

まだ山越えが残ってるので歩みをすすめる




登って下ってまた登る


ずっとずっとずーっとこの繰り返し



疲労とともに口数も写真を撮ることも減っていく


だけどネガティヴなんかじゃない









山の上で今日の夕焼け

暗くなる前にテン場に着けたらいいね

と話してまた下る







18:15

日の入りギリギリで本日のゴール


古岩屋温泉







の横にあるトイレに隣接した不思議なスペース

昔は売店でもあったのかな?と思わせる雰囲気



自動販売機に、屋根も壁も椅子も電気もあるありがたい場所には既に先客が居た




軽く挨拶して私たちもお家を









お家ができたら

温泉へーーーー









1階にはレストラン2階に温泉

宿泊もできるようになってる

女湯は貸し切り状態だったのでのびのび









テントに戻って夕ご飯

美味しいラーメンと食後のコーヒーいれてくれた







おそらくお隣さんたちも

速攻気絶 

今日も長かったなぁー




グースカピー





遍路小屋38号〜44番・大宝寺〜古岩屋温泉

歩行距離 28.6キロ