実るほど頭を垂れる‥‥‥
とはよく言ったもんだ。
パツキンで威圧感のあったシェフも、話してみればとても親切で
「自分はお客様と生産者をつなぐパイプ」なんて謙遜して言う。
久々にいい話を聞いたんで、素直にその旨を告げると
「よかったら食べてってよ」、とプチ意気投合。
帰り際には、深々と頭を垂れていた。
かなりご高齢で、腰のまがっちゃったおばあちゃんのお宅に
撮影でお邪魔した。
「帰りますんで」と、オレ。
「どうもありがとうございました」と、おばあちゃん。
ペコリと頭を下げる。
数秒後にあげる。
まだ頭をあげない、おばあちゃん。
さいきん、自分より年上で要職についているひとのほうが
自分よりも頭を垂れていることに気づいた。
負けてられません。これは。