時刻は12時30分、次のアポイントは13時きっかり。
残された猶予は30分。
13時からは、17時までみっちりと予定が詰まっている。
だが、腹にはなにか入れておきたい‥。
そんなシチュエーションに陥ることが、しばしばある。
これが通い慣れた道なら、馴染みの店の2~3軒あるだろうが
知らない土地を行ったりきたりの職業柄、途方にくれることのほうが多い。
都合よく、ココイチ、吉野家などが「こんにちは!」してくれることもなさそうなので
「えぇい、ままよっ!」と飛び込んだ店が思わぬアタリだと、それはそれでうれしかったりする。
土地勘のない場所で、アタリをみつけた自分の嗅覚を表彰したくなる。
今日の店も、アタリだった。アタリのアタリ、大当たり。「ハワイまでどうぞ!」レベルだった。
ドアを開け放てば、つけられた鈴が「カランカラン」と客の入店を
店主のみならず、店内にいる先客全員に伝える。
これが、まず、どうにもいい。
席に案内されるや、元気な女将さん(これもプラス材料)がオレにこういう。
「ランチは、AかBね。おにいさん!」。
ハイレベルのお店には、お客さんも料理長も、板前もシェフも存在しない。
パティシエ? ソムリエ? 昼時に集うマダム?
くそくらえだ。
店内にいる男性は、客も含めて、すべておにいさん。
女性は高齢でもお姉さん。これが正しい呼称なのだ。
そして、ランチはA or B。DEAD or LIVE である。
ちなみに、どちらを選んでも、デンプン or デンプン!!
正しい。実に正しい。
「ライターですぅ。てへっ」なんて、カタカナ職業を名乗っているが
ふたを開ければ肉体労働。デンプンくってなにが悪い。
迷わず、ボリューム感もあり安い方のAランチをオーダー。
カツカレー、うどん、煮物、サラダ、鶏唐揚げ、チクワのてんぷら
これで、しめて600円!!(キャーッッッ!)。
名古屋市内中心部で、腹6分目くらいまで喰わせて平気な顔して850円とる
店のオーナーが寝静まった頃合に、口の中に詰め込んでやりたいメニュー構成だ。
レベルの高い店は、これだからあなどれない。
ひとしきりオーダーを終え、席に座る。
左を見やれば、すでに先客が。
スーツ用のパンツをはいているが、上着はポケットのいっぱいついた
ザ・作業着。「午後からまた、寒風吹きすさぶ屋外での仕事っす! オス!!」。
いい。こういう客がいる店は信頼できる証拠だ。
右を見やる。
本棚には、ビッシリとマンガ本。
ちょうど目の位置には、キン肉マン 28巻。
しかも、マンガのどれもが、すげー、すげー
汚い!!
この店
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合格!!!
(本日のアホブログ、終わります)。