昨日はブログで、「巨人ファンではあるが、名古屋生活も長いし
まぁ、ここは百歩譲ってドランゴンズを祝福したい」みたいなことを書いた。
それが不幸のはじまりだった。
許せなかったのだ、脈々と流れてきたジャイアンツファンの血が。
朝、家を出た瞬間からその被害妄想がはじまった。
停車するクルマのナンバーが「・・66」だと、「スワ! 落合信者か!」とクラクションを鳴らし
道で黒人とすれ違えば「ウッズか!」と奥歯を噛んだ。
優勝セールだかなんだか知らないが、それにしてもなんだ、あの栄の今日の込み具合。
地下に潜ってた名古屋人が、53年ぶりに地上に出てきたような人ごみだった。
仕事もあったので、栄で仕方なくその人波にもまれていると、
激しい激鬱状態とともに、今日、最大の被害妄想にとらわれた。
次の瞬間
道行くすべてのひとが
「ドラキチに見えてきた‥‥‥‥‥」。
あぁ。こんなときこそ。
「クロマティがいてくれたなら」。(意味不明)
そして、今日、何千回も名古屋で交わされたであろう
「昨夜の余韻」トーク。
オレもその餌食となったひとりだ。
AM11:00
今日、最初の取材が終わろうとしていた。
取材という業務がこなし、オレと先方、そして珍しく同席していた
スタイリスト氏との間にホッとした空気が流れた。
「場が和んだ‥‥」。
「く・くるぞ!!!」。
ドラゴンボールなみに身構えたオレを尻目に
その2人は、オレの眼前で余韻トークをはじめた。
とはいえ、二人とも、本人はそんなにファンではないらしく
「いかに、周囲の友人が盛り上がっていたか」を誇らしげに披露した。
談笑そして、場に温かな空気が流れる。
取材時において、必要な一服の清涼剤。
二人が自分の「モチネタ」を披露した矢先、視線がオレを捕らえた。
「お、おれに、求めているのか!」。
オレはべジータなみに身構えた。
ここで、「いや~、いまごろウチのヨメも優勝セールにでも並んでるじゃないっすかねぇ。ワハハ!」
なんて脚色100%のトークでも披露すれば、さらに場は和んだだろう。
でも。できなかったのだ、オレは。
視線がオレを捕らえた瞬間、口をついて出た言葉が、偽りのない真実だった。
「名古屋在住ながら、巨人ファンですけど、なにか?」
「とくべつ問題でも?」
場の空気が3度は冷えた。
その取材において、二度と笑い声が聞かれることはなかった。
オレは大人気ないのだろうか。
そして、心の中で
ジャイアンツが日本一から遠ざかっている5年分の思いを込めて
叫んだ。
「代打!! 吉村!!!」(ほんと意味不明)