一年ほどまえ、都内にて東京在住カメラマン氏と仕事をする
機会を得た。
撮影日当日は、会社員時代に経験した中でも
上位にランクインされるべき、長くて密度の濃い一日だった。
詳細については、あまり書かないが、それでも
始発の新幹線で向かい、最終でまたトンボ帰りという
スケジュールから、察して頂けるだろう。
現場に着いたらば
降る星のごとくあった問題を、その場で解決し
食うものも喰わずに働いていたら、撮影がようやく終わりを迎えた。
オレは初対面のカメラマン氏にいった。
「バタバタさせてしまってすいませんでした」。
彼はこう返した。
「いえいえ。バタバタしない現場はないですからね」。
迷惑をかけたことに変わりはないが
現場を助ける言葉を選びとってくれたな、と
思った。
技術も大切だが
こういった気遣いひとつで評価は得られる。
そんなもんかもしれない。