世にはたくさんの汁があり
憤り感をたたえていたら、言葉はいつのまにか
「ぢる」となる。
おとこぢる
がまんぢる
ダシぢる
世には、いくつもの ぢるがあるようだ。
なかでも、ことライターを悩ませるもの
それは「肉汁」。
毎月やらせてもらっているお仕事の中で
基本「グルメ」なものがある。
Aさんはラーメン屋
Bさんはステーキ屋
Cさんはトンカツ
なら、いい。
ただ、悩ませるシチュエーションがある、それは
みんないっせいに
ラーメン のときだ。
別にラーメンでなくていい、とにかくみんな(ライター)一斉に
いちメニューの時だ。
仕上がった原稿にあるもの、それは力量の差だけだから。
・取材時間が短かった
・先方が忙しく、乗り気じゃなかった
・外で撮るのに、天気が悪かった
そういったことは、単純に「気合が足りない」ということに集約される。
ぼくらはあせる。人との違いを出そうと苦心する。
違いを出さなければいけない時に限って浮かびあがることば、
「にくぢる」。
ぼくらは、安易に飛びつきたがる、そう「肉汁」という単語に‥。
あぁ、使い古された、その言葉。
にくぢる、にくぢる‥。
安易に逃げてはいけない、そう思う矢先、右手人差し指は「N」を叩き
続けざまに中指は「I」をプッシュしている。
「に」 ‥‥。
い、いけない。
違いを出さないと、他人と違うことを書かないと‥。
もう2度と仕事はこない‥‥‥‥‥。
そんなこと考えつつ、やってます。
にくぢる、にくぢる‥。
※もちろん「肉汁」は、正しくは「にくじる」です。ハハ。