島原柔友会

島原柔友会

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おはようございます

今日はイイ天気になりましたね

全国各地で卒業式が行われてます。

今年卒業を迎えた柔道少年のうち何割が中学や高校で柔道を続けるのでしょう?

我が島原柔友会からも2人の柔道少年が小学校を卒業しました

2人共に中学では柔道部に籍を置き、3年間の少年柔道修行の道を選びました。

春休みを終える前、4月5日には中学生の大会が開催されますが、息子は団体、個人共にエントリーしました。

学年の関係無い試合ですので、入賞や上位は狙えないと思いますが、中学柔道の洗礼を受けて貰いましょう

さて、昨日の稽古報告ですが、現6年生が島原柔友会の会員として参加する最後の稽古となりました。

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息子が号令を掛けるのも最後なので、 「風邪で喉が痛いよ~」 って言うのも無視して、号令を掛けさせました(笑)

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問題の倒立が出来なかった6年生ですが、ま・・・どうにか・・・大まかにオマケして・・・出来たって事にしときましょう(笑)

いやね、それこそ側転も出来なかった子が、よく動けるようになったと思いますよ

6年生になってからの・・・最後だから名前出しますね(笑) カズトは、本当に大きく成長してくれました

最初に見たカズトと言えば、癇癪起こして試合中でも泣きわめいたりしてましたからね

息子が始めて殴られた相手がカズトでしたよ(笑) 1年生の頃の帰りの車の中で 「カズトに殴られた」 泣きべそかきながら言った息子に 「悔しいなら強くなれ」 と言った記憶があります。

仲良く出来るのか心配でしたが、今では息子の親友でもあり戦友にもなりました

息子と一緒に戦った5年間をカズトの良い思い出にしてくれたら良いな、と思います

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息子の卒業文集には 「後輩達へ」 と題された作文が書いてありました。

後輩達?と思いながら読んでみると、島原柔友会の後輩達に充てた作文でした。

息子の小学校には島原柔友会の会員は1人も居ませんので、後輩達の目に触れる事は無いでしょうから、ここで少しだけ書こうと思います

まず、歩夢くん、歩夢はまだ柔道を始めて間も無いのに、5年生の中では一番頑張ってますね!中学の練習に自分から参加してるし、努力してますね。柔友会の練習でも真剣に頑張ってると思います。歩夢はもっと強くなれますよ!

って感じの内容でした

こう言う内容の作文が、後輩達1人1人に向けて書いてありました。

面白かったのが、2年生の英義くんに向けての作文で。

英義は柔友会で一番小さい体なのに、一番大きい闘争本能を持ってるね!英義の 「やられたら倍返し」 って性格が僕は好きだよ。2年生でも3年生や5年生に向かって行く英義を応援してます。

みたいな感じの作文でした、英義は 「やられたら倍返し」 してたんですね(笑)

息子の作文は、息子の目線で書いてありますから、そう見えるんでしょうね

他にも、謙太は3年生なのに5年生に引けを取らない強さを持ってるね!謙太は途中からソフトも始めたけど、柔道もソフトも頑張ってるね、この先、謙太がどんなスポーツを選んでも謙太の自由ですが、出来れば柔道は続けて欲しいと思います。

蒼也は、柔道を始めたばかりの時はふざけてばかりでしたね、ふざけてばかりだった蒼也だけど、最近は凄いじゃないですか!謙太に勝とうと頑張ってるのがよく分かりますよ、前にみたいにふざけないで、今みたいに頑張ってれば絶対強くなれます、頑張って下さい!

優心は最近柔道を始めたばかりなのに、5年生の中では2番目ぐらいに強いね!凄いと思うよ、優心は体格にも恵まれてるんだから、もっと強くなると思います、1番になれるように頑張って下さい。

正義、琢未、君達は5年生の中では一番長く柔道を習ってるのに、最近の練習ではふざけて遊んでばかりだね、僕達が卒業したら君達がリーダーになって皆を引っ張らないとダメなんだよ、今のような気持じゃダメだ、自分達がリーダーだって自覚を持って練習して下さい。

大まかにですが、そんな感じの事が書いてありました。

最後の文章だけ2人の名前が書いてありました、この2人は一番長く柔友会に所属してる子達で、一番長く息子と一緒に柔道を学んで来た仲間です。

息子にとっては、この2人がリーダーにならないとイケないんだって気持ちなんでしょうね、長年一緒に頑張って来た仲間です、どこかで息子の気持ちが伝わると良いなと思います

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昨日の稽古には中学生1人を含む10人が集まってくれました。

小学生は全員が集合しましたね

練習を始める前に 「今日が今のメンバーでやる最後の練習です」 と言って稽古を開始しました

もっと良い環境で柔道が出来たら、この子達はどんなに上達しただろう。もっと素晴らしい指導者の元で柔道を学べたら、どんなに良い成績を残せただろう・・・そんな事をいつも思いながら、試行錯誤して必死で育てて来ました。

ま、誰が教えようとも強くなる子は強くなるし、強くなれない子は強くなれない、そんな事は分かってるのですが、親の欲と言いますか、つい無い物ねだりをしてしまいます(笑)

この数年で息子を始め、数人の子供達に拙い指導をやって来ましたが、強くなれたかな?

私の教え子達は、なかなか試合には勝つ事が出来ません、試合には勝つ事は出来ませんが、間違いなく強い子に育ってます。

言い訳と言われるかも知れませんが、私は試合に勝つ子を育てたい訳じゃありません、強い人間を育てたいんです。

もちろん試合にも勝ちたいし、勝たせたいですよ(笑) 試合には勝つに越した事はありませんからね

試合に臨む以上は勝ってなんぼだと思ってます

思ってますが、強さとは?と言う問い掛けにハッキリとした答えが出せる訳ではありませんが、試合で優勝する人間だ!とは全く思ってません。

試合に勝つ!優勝する!これは強さを求めた結果の副産物であって、強さの全てでは無いってのが私の考えです。

何だか難しいですかね?(笑)

随分前の記事にも書きましたが、小学1年生から柔道を始めて小学校を卒業するまでの6年間、1度も勝てなかった女の子の話です。

強くなって欲しい!そう思って柔道を始めさせた。お母さんはそう言いました。娘さんは試合には1度も勝てなかったかも知れませんが、お母さんの臨んだ、強くなって欲しい!その望みは叶ってますよ、娘さんは強さって物を確かに手に入れましたよ。って話です

いやいや、その女の子は試合に勝った事無いんだから弱いじゃないか!

そう言う人も居るでしょう(笑)

そりゃそうですよね、勝負の世界では負けた人間は弱者と呼ばれるんですから

だとしたら、そう言う人にとって、その女の子は弱いのかも知れません。

でも、私は声を大にして言いますよ 「君は弱く無い!強い人だ!」 とね

強さとは?要するに答えは無いんじゃないでしょうか?

自分は強い人間だ!そう言える人は世の中に何人いるでしょう。

私は学生時代、自分の事を 「強い人間だ!」 そう思ってました。

喧嘩、暴力、腕力に物を言わせて傍若無人に振舞っていたのではないでしょうか。

「同年代で1対1なら世界中のどんなヤツにも負けない!」 本気でそう思ってましたから笑っちゃいますよね(笑)

そんな大馬鹿者の私でしたが、17歳?18歳かな?若い私にある転機が訪れました。

それは、大分県にあるサファリパークに遊びに行った時でした

始めて行ったサファリパークで私が見た生き物は、ライオンやトラと言った猛獣です

猛獣に餌をやる事が出来ると言うので、私は餌の生肉をトラに与えました。

そうやって生肉を与えてた私は 「俺なんてコイツらから見れば餌にしか見えないんだろうな」 そう思い始めました(笑)

「自然界では餌でしか無い俺が、何を偉そうにしてるんだ?コイツと勝負したら2秒で喰われるぞ?!」 

そう思ったんです、本気で(笑)

そう思った時から、自分の事を強いって信じてたのが少しずつ揺らいで来ました。

そんなユラユラした気分でテレビを付けてみると、そこには見た事も無いような光景が写ってました。

それが 「K‐1グランプリ」 でした

今の若い人たちには分かり難いと思いますが、私が若い頃はそれはそれは凄い人気でしたよ

その中で私の度肝を抜いたのが 「ピーター・アーツ」 と言う化け物でした。

鋭いハイキック一発で、自分の数倍もあろうかと言う人間を吹き飛ばす、まさに衝撃でした

そのピーター・アーツって選手が、私と同年代だったんですね、彼を見た瞬間に 「絶対勝てない!1秒で殺される!」 そう確信しました(笑)

当たり前なんですけどね(笑) 自分の頭が可笑しいって事にその時始めて気が付いたんですよ(笑)

そう、世の中は広いんです。自分が思ってるより、ずっとずっと広く、そして果てしないんですね~

何だかめちゃくちゃな方向に話しが逸れてるので、少し修正しましょうかね(笑)

そんな大馬鹿者でも、気付く事があるんですよ

強さとは優しさであり、弱さとは愚かさである。と言う事に気付きました

強く優しい子供であれ。私の母校の校歌の歌詞です

やっと気付けた大事な事を息子や島原柔友会で知り合った子供達にも教えてあげたい、そう思ってます。

本当の強さと言う物を追い求める、答えは無いんだから生涯追い続ける事になるでしょう。

たま~に出て来る昔の愚かな自分を諌めながら、新しい時代の子供達と共に歩んで行けたら、きっと本当の強さと言う物に触れる事が出来るんじゃないかなって信じてます。

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息子がキャプテンを務めた平成26年度島原柔友会、最後の円陣です

日曜日の引退試合では、6年生の2人は思いのすべてをぶつけてくれると信じています

長々と妙な話しを書いてしまいましたが 今日の記事は、島原柔友会の子供達に充てて書いたものです。

このブログを書き始めて、丁度2年が経ちました。

ブログを通して色々な県の色々な道場の方や、柔道少年の保護者の方達と知り合えました。

本当に参考になるような記事や思いが沢山あります。

私のブログは息子が島原柔友会に所属してたので書けてた記事の物がほとんどです。

今までは息子に対しての愚痴や、息子をキャプテンとしたチームに対する思いを書いてましたが、息子が卒業すると言う事は、他人に対しての愚痴や、チームに対しての不満の記事になってしまう恐れがあります。

何よりも、私が本当に思ってる事とは違った記事になってしまうのが私の本望ではありません。

2年の間に知り合ったブログ仲間の方達の記事は、今までのように読ませて頂き、僭越ながらコメントも書かせて貰おうと思ってますが、私の 「島原柔友会」 と言うブログは、今日をもって閉鎖したいと思います。

息子の中学での柔道がどんな物になるのか?今はまだ分かりませんが、息子の中学柔道についての記事や、息子に対しての愚痴は書く事になるかも知れません(笑)

トレーニング方法の動画なんかは間違いなくアップすると思います

その時は、また読んで下さると有り難いです!

そして、アドバイスや御教授をお願い致します

書き始めた時はまさか、こんなに沢山の方に読んで頂けるとは思って居ませんでした

自分の好き勝手ばかり書いて、嫌な思いをされた方も居たかも知れません。

それでも、ブログ仲間の暖かいコメントや、島原柔友会関係者の身内ならではのコメントなどを頂きました。

そうした皆さんのコメントや考えがブログを続けるに当たり、凄く励みになりました

長い間、私のような者の書く稚拙な文章を読んで下さって、本当に有り難く思っております。

これからも息子と共に、そして島原柔友会と共にゆっくりとですが(笑) 歩んで行きたいと思います。

それでは皆さん頑張りましょう

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そして、本当に有難うございました