どう策を講じでも返ってくるリアクションが同じなら、相手の感情がどうなろうと「やってやる」ことにしています。

「する」ではなく「やってやる」。


昨日、仕事を終えて帰ろうとしたら、「これが出てきました」とドサッと郵便物の束を持ってこられました。

届かなかった郵便物の束。

この後姉と会う約束がありました。

時間を見れば定時は過ぎている。

他では、あれやこれやと書類だの売れ残り商品だの仕分けをしている。


事務所の引っ越しのような業務ではありません。

今月に取締役会のようなものが開かれるのですが、そのうちのお一人が代表を勤める会社を同僚が訪れた際、職場が非常にきれいであったそう。

その方が来ることを機に「うちもそうしよう!」と同僚が言い出したまではいいのです。

うちの職場では定時までの10分間、割り当ての場所と自分の机回りを掃除することになっていて、まずはそれを徹底しよう、ということになりました。

そして自分の掃除場所を終えてデスクに戻ると、前述のように郵便物を持ってこられ・・・となったわけ。


郵便物を奪い取り、発送リストからの削除と郵便物の廃棄。昨日も同じような作業をしたので、あまり時間はかかりませんでしたが、商品を倉庫に運び仕分け、書類を何種類かに仕分けているうちに、だんだん時間はたち、口数も減って、かなり不機嫌になっていたんでしょうね。


同僚が「すごい不機嫌にされるとモヤモヤするんですけど」と抗議。

「これ、どうしたらいいですか?と聞くつもりだったのに」ともつけ加えてきました。


まず、10分間清掃の徹底を越えて「あなたの担当だから」と定時後にさせようとする行為に反論しました。


「月曜日にやればいい」、「今してくださいなんて一言も言っていない」と返してきました。


「口に出さなかったならそれでいいの?同調圧力って、そういうことでしょ?いかにも「さあやれ!今やれ!」という雰囲気じゃない?」


結局、退勤は定時から40分後。


姉なので遅れることには寛容でいてくれましたが、自分は「遅れている人を待つ時間」がとても無駄だと思っているのでそれは姉へも同じ。申し訳ないことをしました。


こちらの約束のことは同僚は知らないので差し引くとしても、もしそのまま帰れば「私達がしているのに、何でしないんですか?」となるだろうし、ニコニコして作業して自分だけがモヤモヤするのも納得がいかない。


全部出てくる結果は全部マイナス。


かと言って、未整理のものがあちこちに置かれたら気分はやっぱり悪い。

ということで、「よこせ」と片付けてこちらはイライラ。

相手もモヤモヤ。

まあ、あらゆる結果がマイナスになるなら、どう選んでも同じだと。

唯一のプラスは「望みのことは片付いたこと」。いや「片付けてやったこと」。

物理的に減ったことだけは事実。


もうね、他人に合わせ過ぎて自分だけが悲劇となるのはバカバカしくなったわけ。


自分が怠けていたのは事実なのでそれは甘んじて受けます。整理整頓が下手なのも認めます。

しかし、担当でない人に片付けをしてもらうと、「それが何のために使うのかが分からない」「細かく説明しても伝わらなければフォロー作業で時間がかかる」ということがあるので、自分でするしかない。

以前同僚に「あれ、どこに片付けた?」と聞くと「覚えていません」と。

探すのに余計な時間がかかりました。

「これ、どうしたらいいですか?」と聞くことなく、整理整頓そのものが目的となればそうしたことは起きる可能性があります。


過ぎたるは猶及ばざるが如し。

一線越えれば正論も暴論。


ならば私は悪人でありたい。

正しさを伝えない人になりたいね。

他人の正しさを否定しない人になりたい。