息子が通わせていただいている私立高校の国公立大を目指すコースは、少人数制のクラスでしっかりみていただけるというところがを売りしています。パンフレットにも、「少人数クラスで手厚く指導します」というようなことが書かれています。
公立高校不合格だった子が大部分を占めていると思われ、年によって変わりますが、特に今年の息子のクラスは少なくて、25人ほどです。
公立高校進学校にいらっしゃった経験もある担任の先生は入学式のときに、「高校でこんな少人数のクラスは見たことがない。恵まれているのだから頑張りなさい」とおっしゃっていましたが、たしかに、教室も広々でゆったり、先生からも丁寧にみていただいている印象です。学校の設備は私立高校らしく立派ですし、特に国公立コースは大事にされて、最近新築されたピカピカの専用校舎は環境的には申し分なく、他のコースの方に対して同じ学費で申し訳ないと思うほどです。
ただ、コースが分かれているということは、同じ学力層の300人前後の中で勉強している公立高校と違って、学力の格差が大きいのです。なので、模試や試験で学年の順位が出ても、それがあまり意味を成しません。例えば、学年の人数が350人のうち国公立コースが50人とすると、350人中5位であっても、50人中の5位と考えなくてはなりません。さらには、その50人も格差が大きいので、実際は50人中と考えても足りないように感じています。
少人数クラスは、先生によく見ていただけるというメリットがある一方、大勢の中で揉まれるという感覚がなくなるというデメリットもあります。校内の順位だけをみると勘違いしてしまうのです。普通、10位と言うといい順位だとなりますが、息子の場合は50人中10位、実際はそれ以下ということです。
「国公立大学を目指すコース」と銘打っていますからそこにいれば国公立大学に行けるように錯覚してしまいますが、実際はその中で上位をキープしていなければ難しいのだとわかりました。「校外模試を受けるように」と言われたのはこのことだったのだなと思います。 息子は中学校のときも小さな中学校で中途半端に成績がよかったために、厳しさを知らずに高校入試で落ちてしまいました。「この高校の中で成績が良くてもダメなんだよ、全国の受験生と戦うのだよ」ということは、担任の先生からもいつも言われていることですが、塾の先生からも言っていただいているのか、息子自身も自覚し始めたようです。
