(少し内容を改編したので再アップしました)
娘から高校が辛いと告げられた日からちょうど2年になります。たった2年?!この2年のあまりの濃さにもうずっと前のことのような気がします。でも、あっという間の2年でもありました。思った通り、娘の同級生は皆大学やそれぞれの道に進んで、もう誰がどこの高校かなんて気にもしていないのです。
娘が大学に入学してから授業が始まり何日かして、気まずそうに「1年の時同じクラスだった子がいた」と言いました。通信制に転学する前の高校のとき同じクラスだった子が同じ学部に入学していたそうです。同じ学部だと今後授業で一緒になることも多いでしょう。特に親しかったというような子ではなかったそうですし、娘が転学したのは2年の時なので娘が転学したことも知らないかも知れません。(それともそういうことは校内で噂で広まったりしているのでしょうか。)
私としては、それはそうでしょうよ、毎年何人かはその高校からの進学実績のある大学だからそれは想像していたよと、娘も当然それは想定していたと思うのですが、それが誰になるのかはわからないし、いざそうなるとやっぱり高校での辛かったことが蘇るようで、少し沈んだ様子でした。
でも2、3日もすると、吹っ切れたのか、その事を気にする様子もなくなりました。別にその子に意地悪をされたわけでもないし今されているわけでもないし、もうお互い大学生になって、他の学生も多くいる中で新しい人間関係も作っていくわけだから、そんなこともうどうでもいいというか、「自分が思うほど相手はあなたのことなんて全く気にしてないよ」といつも私が娘に言うのですが、そのように思い直したようです。
転学した身としては気まずくても仕方ないですね。でも、転学しても元いた進学校の進学実績として挙げられるような国立大学に入学できたということはむしろ喜ばしく、誇っていいことじゃないでしょうか。
実際、私が転学を勧めた時、娘は無知と偏見から「通信制なんて行ったら人生終わり。今までの苦労が無駄になる」と言ったのです。私は「そんな事はない、通信制からでも大学を目指せるし、幸せになれる」と言いました。最終的には転学を勧める私の言葉に、娘は自分の意思で従いました(娘が私の助言に従ったということは、私が娘のことを決めたということになるのでしょうか?違います。「私の助言に従うと娘自身が決めた」のです)。そして今、娘はそうして良かったと喜んで大学に通っています。人生終わりじゃなかったですし、むしろこれからです。
受験勉強はスポーツと同じようなところがあり、それまでの学力をキープしながらさらに上積みをしていくということをしていかなければならなりません。スポーツをやる人が三日休むと取り返すのに一週間かかると言ったりしますが、勉強もそれと同じで、それまでコツコツと勉強をしていた娘は三日とまでは言わなくても一週間休んだらついていけなくなると言っていました。それに、進学校って勉強についていくことだけでなく、その中の「雰囲気についていく」ことも大変なのだと思います。
最後に敢えて私の個人的な意見ですが、前にも書いたように進学校の生徒だとプライドもあるのと賛成してくれなさそうな周りの雰囲気とで転学を決められないこともあると思いますが、決められないというより問題の先送りになっているだけだとしたら、勉強のできない期間が長くなればなるほど下がった学力や気力を取り戻すのに時間がかかることになってしまい、勿体ないと思います。進学校に進んだということは大学進学を目指していたということですから。
私は通信制高校が激増している現状でも通信制高校より全日制高校の方が明らかに良いと思っています。だから娘も私も、通信制高校は大学受験の資格を取るためだけと割り切って(実際レポートは簡単過ぎて受験勉強にならない※注1) 、塾を活用しながら大学受験に向けて全振りしました(でも実際は、ClassHや担任、奨学生担当の先生など親身に対応していただき、思いがけず良い機会に恵まれました)。通信制高校に全日制と同じものを期待してはいけません。大学で社会復帰すればよいのです。
だからもしそれまで勉強のできてきた進学校の生徒さんが今の高校に生きづらくなったなら、大学よりその高校に強いこだわりがあったりもう勉強が嫌いになってしまったりしたのなら別ですが、そうでないならまだ気力や学力が残っているうちに、行けない辛さと罪悪感で自己肯定感を削がれ続けて動けなくなる前に、早く別の方向から大学を目指すことに切り替えて、高校のことよりも大学あるいは将来に気持ちを向けることをお薦めします。それまで頑張ってきた子だからこそ、挫折感も強いでしょうが、だからこそ、問題が起こった時、我が子がそれまでのような自分の思い通りにならないからといって責めないで、味方になって助けてあげてください。但しもちろん、本人が元気になるのに一番早いと考えられる方向を優先してあげてください。場合によっては完全休養が必要な場合もあるかも知れませんが、子供の場合はそこまでの状態になる前に周りの大人が前兆を察知して介入して欲しいと思います。また、親子で話し合ったり助言したりするのには、お互いの信頼関係があることが前提なので、そこが欠けてしまっている場合は、そこから修復することが必要かも知れません。誰にも本心を打ち明けられない状態では本人も辛いですし、現状の打破には余分に時間がかかるでしょう。
※注1:通信制高校の授業レベルを批判しているわけではありません。通信制高校で学んでいるのは大学進学を目指す人ばかりではなく、予備校ではないのでそれでいいのです。
以降はこちらのブログに移ります
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