娘が前の高校にいて憂鬱で不機嫌な様子だったころ、私は勉強が辛いく大変なのだとばかり思って励ましたりしていました。よく言っていたのが、勉強を普通に続けていれば(宿題やテスト勉強をきちんとやっていれば)周りが勝手に落ちていくから成績は上がっていくから焦らなくてもいいということです。

 

今思えば娘の悩みは勉強のことではなかったので的外れではあったのですが、ある時家でその話をしていたら息子が「それは本当だった。お母さんの言うとおりだった」と言いました。そんなことを言われたのは初めてです。確かに息子は高校に入ってからコツコツやっていました。8時間授業の日もあったので家では食事と勉強とお風呂だけで遊ぶ時間もない日もありました。息子のすごいところはそれを1日も欠かさなかったというところです。そうしてやっていくうちに、本当に周りが落ちていったというのは特別自分のやることを変えたわけではないのに成績が上がっていったということなのでしょう。

 

息子は素直さと頑固さを持った人で自分の納得したことは親の言うことでも素直に聞き入れて実行しますが、やりたくないことは誰の言ったことであろうと殴ろうが脅そうがやろうとしませんでした。(今は大人になったので多少融通がきくようになったと思います)

それにしても「お母さんの言う通りだった」という言葉は初めてきいたので、聞いていないようで聞いていたのだ伝わっていたのだと知って感慨深いものがありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

今娘がやっているものです