インフルエンザ4日目。
中2以来、6年ぶりにかかっちゃった。
今は夜の1:09。喉は痛いけど平熱に戻ってきてほぼ元気だから編み物でもしようかと夜更かし。
そしてそのお供に、
久しぶりにおおかみこどもの雨と雪を見た。
公開された当時ままと弟と映画館に見に行ったんだよね。それ以来ずっと大好きな作品。
金曜ロードショーでやる時も毎回録画しているくらい。
最近 unext で見つけてすごく嬉しかったんだけど中々見る気になれなかった。
見るのに少し躊躇してしまうというか気合いを入れないと見れないというか。悪い意味じゃなくて、心が苦しくなる場面が何個かあってそれが耐えれるか怖くて中々見れずにいた。
今まではテレビで見てたけど unext だといつでも見れるかって思っちゃって余計ね。
けど今日は見れるような気がした。少しドキドキしながら再生ボタンを押した。
この作品は決して自由な暮らしではないけど弱音を吐かず人のせいにもせず一生懸命でまっすぐな花ちゃんに心を強くうたれるんだよね。引き込まれる。
不安で心がいっぱいになっても自分がやるしかないって、なんとかしなきゃって、なんとか笑って負けずに前を向いて頑張っている花ちゃんはすごくすごくかっこよくていつまでもわたしの憧れ。
心苦しい場面は沢山あるし心に残る場面も印象に残る場面も山ほどあるけどやっぱり最後雨が山で生きると選択した場面は特に心にくるものがある。
雪は人間として生きることを選んだけど雨は狼として生きることを選んだ。
雨が小さな頃川で溺れた時、花ちゃんは「あんなに怖い思いはしたことはない」と思った。
そんな経験をしたからこそ余計にまだ10歳の雨の山で生きるという選択を受け入れられなかったんだと思う。
でも雨は山を登って登って登って、最後に遠吠えをした。「母さん、僕は大丈夫だよ」って伝えるかのように、強く強く吠えた。それを聞いた花ちゃんは安心したように笑って「しっかり生きて」と雨の選択を受け入れた。
最後の遠吠えも「僕はしっかり生きてるよ」と花ちゃんに伝えているようでそれもまたジーンとくる。
昔は雪と雨の性格は反対だったのに小学校で馴染もうとする雪、小学生になる前に花の勤め先で山と出会った雨。最後の選択はそれぞれがもがきながら自分の居場所を見つけていった結果なんだよね。
花ちゃんがお母さんとしてどんどん強くなっていく姿とか雪と雨が色んな刺激を受けながら自分を見つけていく過程。登場人物それぞれの心情や描写が複雑に、繊細に、丁寧に描かれていて温かさや温もりも感じられるとっても素敵な作品。改めて大好きだなと実感した。
韮崎のおじいちゃんの不器用だけど愛がたっぷりなところも草ちゃんの男らしいところもお父さんがいつまでも花ちゃんを見守っていてくれるところも全部全部大好き。
小学生の頃、中学生の頃、高校生の頃。大学生の今。
歳を重ねるごとに見方が変わるのが面白いところ。
再生ボタン押してよかったな。
やっぱり今日見てよかったな。
心温まりました。ぽかぽか ☺︎