セルフライナーノーツ yu-suke | onelifecrewオフィシャルブログ「I HAVE A DREAM」by Ameba

セルフライナーノーツ yu-suke

本日、
1st single
『追憶メリーゴーランド』
祝release!!ということで、
セルフライナーノーツを書こうと思います。
皆さんが曲を聞いてくれる際に、イメージを膨らませるお役に立てればよいなと思います。

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セルフライナーノーツ
『追憶メリーゴーランド』

この曲を書いたのは、もう三年ほど前のこと。enaとakiyoshiが加入する前からの曲で、今回リリースした形になるまで幾度となくアレンジ変更を繰り返し完成した曲です。
最初に曲のイメージ発案をしたのはkoh。
テーマは『凛とした女性』
それに対してtatsuoが持ってきたお洒落な匂いがするコード進行。僕はそれに対して鼻歌でメロディーを紡いでいきます。
初めのセッションで一気にイメージが固まりました。
そして最初に出た一言が、『メリーゴーランド』。
そこから膨らませた曲のストーリー。
『主人公の男性は、自ら別れを告げた過去の恋愛を思い出して胸を焦がしている。
相手の女性は、強く美しく凛とした女性。
主人公はその彼女の強く凛とした姿ばかりを見てしまい、本当の姿に気付けないまま、恋に終止符を打ってしまった。そこで初めて見た、彼女の涙。
その姿が胸に焼き付いて、今もなお夢の世界で回り続けている……。』

歌詞の中で表現したかったのは、
強く凛とした女性が胸の奥で密かに抱えている葛藤を、押さえきれなくなり流す涙。
そして、過去の恋愛に胸を焦がす男心。

決して情熱的な思いではなく、静けさの中に潜んだ熱。
メロディーラインと楽器隊のアレンジでそこもうまく表現できたと思います。enaの加入でピアノの音色が入ったことは大きかったです。
また今回ミックスダウンのエンジニアをしていただいた、中村さんは、RADWIMPS,ASIAN KUNG-FU GENERATION.flumpool等々を手がけておられる方でして、その音の深みにも耳を傾けてもらえたらなと思います。

作曲当時、ROCK色の強い楽曲を中心に作っていたのですが、tatsuoの加入をきっかけにバンドの方向性とゆうものを再考する必要があるなと考えている頃でした。
僕自身、歌とゆうものにさらに真剣に向き合おうと思ってましたし、tatsuoが持っていたコード知識や理論は、僕が全く経験してこなかった分野のものだったので、それまでの自分たちにはない楽曲を作る上で非常によいエッセンスになるだろうと期待していました。
その中でできた、
『追憶メリーゴーランド』は、onelifecrewにとって、僕にとってまさに新たな始まりともいえる曲です。

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セルフライナーノーツ
『儚い論理』

シンプル且つキレのあるROCKな曲をやりたい。

そう思って書いた曲です。

日頃、楽曲制作で僕が大事にしている事はイメージ。
それが歌であろうが、ギターであろうが、最初に浮かんだモノに対してのイメージがあれば、後はそれに寄り添わせていくだけで、すんなりできます。
逆にイメージがなかなか浮かばないと進まない。

この曲のイメージのキーポイントになったのは、enaが弾くシンセサイザーでした。
僕が家で作った進行の上でenaが弾いたイントロのフレーズを聞いた瞬間に、曖昧だったイメージがギュッと固まりました。
爽快で疾走感があり、潔く強い印象を与えるメロディーと音色。
そのイメージをそのまま言葉にしました。


『雄々しく且つ聡明な人生を描いていた 儚い論理 抱いて』


大きな夢を描いている人。
自分の道を無我夢中で走る。
周りは時と場合に応じて身勝手な反応を自分に見せるもの。
信じるのは自分自身。自分だけの論理。流されてはいけない。
だけど、どこかで自分も分かっている。
その自分だけの論理は、脆く儚いものだと。
人はその不安を消すために自分の道筋を肯定しようと走り続けているのではないだろうか。

そんな姿が僕にはとても美しく見えるのです。


歌詞で意識した点は、言葉の響き。
音にあっている言葉を意識して選びました。

また、バンド感とゆうものを出したかったので、メロディーよりも先にバンドのアレンジを進めて後から歌をつけていった事が全体を通して良かったと思います。

そしてこの曲の仮タイトルが、
『ワタナベパーティ』だったのは内緒の話です。

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セルフライナーノーツ
『イロジカルワールド』

この曲はギターリフから僕が作ったもので、原型は二年前くらいからあったんですが、なかなか納得のいくサビが作れなくて、途中で止まっていました。

それが、デビューが決まった頃に、この曲を完成させたい衝動に駆られて、レコーディングまでの間に書きあげました。

浮かんだタイトルは、『イロジカルワールド』。論理的という意味のlogicalに、否定の意味を持つillをつけることで、
『非論理的な世界』とゆう意味になります。


そして、歌詞の中で僕はこう歌っています。


『曖昧なこの世界で僕も生きていく以上
優劣なんてつけようもないもんだって気がついたんだ
たった一つ僕にしかできない事探し続けるのさ』


楽曲制作や音楽活動をしていく中で、
世の中には複雑な色んな要因がありすぎて、単純に一つの目線から物事に優劣をつけることはできないものだと思いました。

世の中には勝敗とゆうものがたくさん存在しているけれども、決してそれが全てではないはずです。

大事な事は、自分が今置かれている現状を受け止めて、その中で自分にできることは何かしっかり考えること。
それは運命も、夢も、愛もきっと同じだと思います。


止まっていた曲を仕上げることができたのは、
デビューが決まるまでの経緯で自分の心境もかなり変化していて、それまで書けなかった歌詞も書けるようになっていたからだと思います。自分の歌詞の中でもこの曲はかなり好きだし、書きながら、伝えたいことがすごく明確になった気がします。


僕は、メジャーデビューとゆう節目にこの曲を書くことで自分自身へのメッセージも込めました。
皆さんにとっても、励みになる曲になれればよいなと思います。

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『儚い論理』『イロジカルワールド』のレコーディングエンジニアをしていただいた近藤さんは、コブクロやL'Arc~en~Cielも手がけておられる方なんですが、
レコーディング中も非常に優しく接してもらってですね、集中しやすい環境の中やらせていただいて、メンバー一同リアルに惚れ惚れしておりました。

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読んでいただいてどうもありがとう!!
これからも応援よろしくお願いします!

yu-suke