この場を借りてありがとうございます♪
そんな身近な人達までもブログを見て下さってたり
ではちょっと気恥ずかしいですが和訳文です!
http://www.2dmblogazine.it/2012/06/eyeglass-connoisseur/
眼鏡の目利き
〈グラスフィッター〉? あまり聞き慣れない言葉である。森イッセイ、彼は自身の活動をこのよ
うに表現する。ファッショニスタにとっての天国、青山にある彼の事務所で話を聞いた。
森イッセイ、京都に生まれ、眼鏡ビジネスを叔父から学ぶ。彼の叔父は、業界のパイオニアとして
1980年代、いち早く海外ブランドを日本に紹介し、その後、東京へ進出、著名な眼鏡店の一つと
なったAbaloをオープンし、彼はこの店舗の運営を任された。
「眼鏡というのは、やはり、ちゃんとしたフィッティングがあってはじめて顔に乗ったときにうつ
くしく見えます。それがダテ眼鏡であっても同じです。人の顔は、千差万別です。眼鏡のデザイン
というものは、それぞれの顔との間に生まれるハーモニーによって、はじめて完成するものだと
思っています」イッセイはそう説明する。
今日(こんにち)、眼鏡はファッションの流行アイテムとして、その地位を確立している。たしか
に、アグリー・ベティーの象徴になるよりは、かっこいいファッションアイテムとして扱われるほ
うがいいにはいい。しかし、自分の顔に直接つけるもの、髪型やメイクを気にするのと同じくら
い、もうすこし、こだわりをもってみてもよいのかもしれない。
偶然、インタビューの最中に、彼のクライアントが、イタリアで買って来たというサングラスを
もってやってきた。
「このブリッジの部分を調整してくれない? 今のままだと、カチューシャにしかならないか
ら」と彼女は言った。
もともと、医療器具として生まれたこの小さなアイテムは、いってみれば顔というランドスケープ
(地形)にのせる持ち運び可能なミニチュアの建築(建造物)である。視力測定から、顔に合っ
たベストな形と色のチョイス、フィッティング、調整、リペア(修理)に至るまで、イッセイのよ
うな技術と美意識とを兼ね備えた専門的な眼鏡のコンサルタントがいてくれれば、なんと心強い
だろう。
「眼鏡はパーソナリティを物語ります。以前はどちらかと言うと、モノとしての眼鏡の美しさ、完
成度といったものにとても魅力を感じる傾向がありました。今はもっと、眼鏡と顔、人、その人
の生き方、そこの間にある〈会話〉、そのトータルコーディネーションに興味があります。〈シェ
フの今日のオススメ〉みたいな仕事ができたらすばらしいなと思っています」
〈グラスフィッター〉というやや控えめすぎるネーミングよりも、〈眼鏡の目利き〉といったほう
がふさわしい、彼の佇まいにはそう思わせるものがある。