メッセージ・私の答え | ワンライフプロジェクトのブログ

ワンライフプロジェクトのブログ

平成18年(2006年)に 福岡県筑後市で 『ワンライフプロジェクト』 という活動を立ち上げました。
『たったひとつの命だから』この一行の言葉にあなたは何とつなげますか?
 

2年ぶりにメールします。

2年前、高校で初めて聴いた朗読会。

とても感動した内容がありました。


交通事故で恋人を失った女性のものです。

あれを聴いたとき、胸が苦しくて 怖くて かわいそうで息が詰まりました。

その女性のことがずっと気になっていました。



その翌年、私は彼氏を失いました。


入院して手術を受ければ助かると聞いていたので、彼の病気について深く考えることもなく過ごしていました。


ところが、軽い病気ではない事を隠しきれなくなった彼のお母さんが、そんなに長く生きられないことを教えてくれました。


崖から突き落とされる、とはこの事を言うんだなと心から思いました。


泣いて泣いて泣きまくりました。


彼は、それから半年で亡くなりました。


元気だった人がいなくなる、本当にそんな事があるのだと知りました。


歩けなくなっていく、話すことも出来なくなっていく、そんな彼を見るのがたまらなくて、お見舞いに行く回数が減ったころ、彼からメールがきました。


  『今までありがとう』

  『俺の分まで幸せになれよ』


彼が、生きることに対してケジメをつけたんだなと思うと、それがたまらなくて病院へ走りました。

わあわあ泣きました。


それから、彼が静かに息を引き取るその日まで毎日一緒にいました。


まだ、心の整理がつけられません。

恋愛をする勇気も持てません。


出来ることなら もう一度会いたい。

泣き虫な私から卒業したい。

笑っていたころの私に戻りたい。


私の心は とても忙しい。

前向きになれたかと思うと、次の日はくよくよしています。



彼が教えてくれたことがあります。


それは、生きているって 可能性がいっぱいだという事。

体があるから なんでもやれるんだという事。

命があるから 愛し合えるんだという事。


ああ これが 『たったひとつの命だから』 の答えなんだな

私は そんな風に思っています。



大好きな人の命が教えてくれたことです。



こんな形で気づきたくはなかったけれど、今、私は感じています。

たったひとつの命は、とても貴いということを。


私は社会人になりました。

いっぱいいろんな経験をして、しっかり生きたいと思います。

階段を上るように。