メッセージ ・ 闘病中の息子さんをかかえて… | ワンライフプロジェクトのブログ

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平成18年(2006年)に 福岡県筑後市で 『ワンライフプロジェクト』 という活動を立ち上げました。
『たったひとつの命だから』この一行の言葉にあなたは何とつなげますか?
 

先日放送された11歳で子供さんを亡くされた方のメッセージがもう一度聞きたいのですが、だめですか?



 命と心が同じ、高さにあるということ、心がないということは命がないということ・・みたいな言葉でした。



 私の子供も今病気と闘っています。

 つらい治療に耐えています。



最初は メッセージに涙するばかりでしたが、いつからか 何か自分も子供の病気を通して 学ぶべきことがあるのではないかと思い始めました。



私と子供は 孤独な闘いの中にあると思っていました。

見舞いに来てくれる人全てに「慰めはいらない」って、心の中でそう思っていました。



病名を聞いた時の絶望感は、目の前真っ暗そのものでした。

でも、たくさんの方が大きい悲しみに立ち向かってこられたのですね。

わたしも 今のこの思いを残しておきたいと思います。



13年前の1月5日、3180グラムで生まれた。

決して活発ではないけれど自分の意見はちゃんと言える子だった。


13歳で生まれて初めて大きな病院にかかった。

難しい病気にかかっていた。



息子は入院したら治るものだと思っている。

しかし生存確率は50%と言われている。



この子は確かに私たち夫婦のもとに生を受け 私達夫婦にたくさんの事を与えてくれた



親の気持ちとか 母親としての喜び そして 深い愛を教えてくれた


 ありがとう

 

 心はなくならない・・・

 あなたはきっと いつまでも私のそばにいてくれる

 その言葉を今は信じたい。

 

私の思いをわかってくださる人がどこかにいて下さるのだなと 今は不思議な安心感さえ感じています。



子供の生命力を信じていますが、そのことより 息子と私の心の距離がものすごく近いことを知ったことが大きいのです。


もし一緒にいれる時間が短いのなら、今この瞬間を記憶にとどめておきます。

母親として、安心させて見送ってあげたい。



たったひとつの命は 一人のものではない

たったひとつの命は ひとつずつだけれど みんなのもの


・・・・・・福岡県 30代女性・・・・・


   『たったひとつの命だから 第2巻より』