メッセージ  一人の人を想って・・・・ | ワンライフプロジェクトのブログ

ワンライフプロジェクトのブログ

平成18年(2006年)に 福岡県筑後市で 『ワンライフプロジェクト』 という活動を立ち上げました。
『たったひとつの命だから』この一行の言葉にあなたは何とつなげますか?
 

「あなたは あと3年くらいでしょう」 そう言われた私は まだ14歳だった


一人でチャリを押して祖母の家に向かった

20キロのみちのりを泣きながら


途中で河原へ降りて行き 大きな岩の上に立った

川の流れは緩やかだった


この水の流れに身を任せて

眠りたい


二度と目覚めることがないように天国へ逝きたい

時間だけが過ぎていく

飛び込む勇気なんかなかった


水面に映る自分の顔はボロボロだった


こんな顔でおばあちゃんに会える訳がないよ・・そう言い聞かせて引き返した


誰にこの話をしたらいいのだろう

誰が聞いてくれるのだろう


親友? それとも彼? 先生? お姉ちゃん?

いっぱい考えた


でも 私は誰にも言えなかった


あの時から 私の心は冬眠してしまった


不思議なことが重なって 私はそれから34年も生きている


私の心の冬眠を解かしてくれたのは たった一人の男性だった


13歳から大好きで 大好きで 大好きで想っていた男性


この世でたった一人の彼


私に与えられたたったひとつの命と同じ たったひとつの命を持つ彼


大きく大きく人生の回り道をして 再会するまで33年の月日が経ってしまったけれど

この命がある限り

彼を愛していく


私の命より貴い彼の命


たったひとつの命だから

ずっと消えなかった想いを 私は大切に大切にして 生きていきます