薬物はダメだよ! | ワンライフプロジェクトのブログ

ワンライフプロジェクトのブログ

平成18年(2006年)に 福岡県筑後市で 『ワンライフプロジェクト』 という活動を立ち上げました。
『たったひとつの命だから』この一行の言葉にあなたは何とつなげますか?
 

明日は ある高校で 薬物防止の授業があるそうだ


教科書の話はどこか遠い話でしかないかもしれない


でも 私の経験 私が見たことを書いてみたいと思う・・・・・


身近な人が使用していることに気付いたのは 彼の家族だった

注射器が部屋に転がっていた


まさか・・・・

相談を受けた私は信じられなかったけれど 言われてみれば…

そう 挙動不審な点があったので つじつまが合うなと受け留めた


彼に手紙を書いた


あなたが廃人になるのを見たくないと


でも無理だった


彼は翌年逮捕された


3年間 刑務所で償いの日々を過ごす


刑務所の中から届く手紙には 『もう二度としない』 と書かれていた


朝早く起床して 運動をして 仕事をして…

感情を押し殺して3年を過ごした


刑務所から戻ると とても健康的な体になり ふくよかに


笑顔が戻り 彼本来の明るさに周りは全員安堵した


人生 何度でもやり直しは出来る

迷惑をかけたことをお詫びしてまわり 彼はまた職場に復帰した


暫くは規則正しい生活の中で 人間としての心を取り戻した


・・・・・と思っていた


しかし 悪の手は再び彼に襲い掛かっていた


幻覚症状が表れ始めた


『誰か 俺を殺しに来た』

『ほら あそこに人がいる こっちを見てる』 と平然と言う


風の音に過敏に反応して こたつに潜り込む・・・・


ああ、また打ったんだな

あんなに誓ったのに 負けたんだ

ガッカリした

ガッカリした!!!!


私達では 彼を救えないんだ・・・と 悲しくて悲しくてしょぼん


暫くして 再び彼は逮捕されて 塀の中へ戻っていった


また 彼から手紙が届く


今度こそ 今度こそ 今度こそ 切りますから

二度としませんから


3年後 彼は出所した


しかし・・・・・ また彼は負けた



私は 彼の手紙の中で忘れられないものがある


      『寂しかったんだ 寂しかったんだ 寂しかったんだ


       自分は一人ぼっちだ

       自分には 誰もいない』


彼を 地獄に突き落とした犯人は 『孤独』 だった


人は一人では生きられない


人を愛することをやめた人の行く末はこうなんだ!!と私が学んだ日でもある



人は 人を愛し 愛され その中で 『心』 を育てていく


表面だけの愛なんて 愛じゃない

魂は知っている


満たされない

そんな形だけの愛なんて 通じない


中身が大事・・・・・私はそう思う



軽い気持ちで始めたことだったかもしれない

でも 確実に体も心も病んでいく


淋しかったら 誰かに声を掛ければいいじゃない

こんなに沢山の人が住む国に住んでいるんだもの


誰からも愛されない人なんていないよ


自分から一人にならないで欲しい


一度きりの人生だもん  笑って生きようよー