2003年の年間総労働時間(製造業)を比較すると、日本が1975時間、アメリカが1929時間、イギリスが1888時間、ドイツが1525時間、フランスが1538時間。日本の労働者は、ドイツやフランスの労働者より、年間450時間も長く働いていることになります。さらに日本には、悪名高い「サービス残業」が横行しており、これを加えると、2273時間(総務省労働力調査)になります。
また、国際労働機関(ILO)の調査によると、週の労働時間が50時間以上の労働者の割合(00年)は、日本が28・1%、アメリカが20%、イギリスが15・5%、ドイツが5・3%、フランスが5・7%で、日本は、ドイツ、フランスの5倍になっています。
異常な長時間労働の原因のひとつは、時間外労働の法的規制に抜け道があるからです。
労働基準法は、1日8時間、週40時間と規制していますが、「特別延長時間」についての労使協定を締結すれば、年700~800時間もの時間外労働ですら可能になります。
時間外労働を1日、1週などの単位で上限時間を法律で規制する欧州諸国とは異なっています。時間外労働の最も長い国は、アメリカ(218時間)ですが、日本はそれに次ぐ189時間です。
もうひとつの原因は、有給休暇が少ないことです。
年次有給休暇の付与日数は、日本が最高20日、イギリスが4労働週、ドイツが最低24日(労働協約により平均30日)、フランスが30日。アメリカには連邦法上の規定がありません。
しかもドイツとフランスでは、連続付与が法律で定められており、ドイツは12日、フランスは最高24日となっています。日本には、連続付与の規定がありません。さらに、日本の年次有給休暇の取得率は8・5日であり、労働者の権利として年休のすべてを取得するのが社会通念になっており、取得率に関するデータすら存在しないドイツとフランスに比べると、大きな違いがあります。
ヨーロッパでは、労働時間短縮のための長いたたかいの成果が、労働者と家族の生活のあいだに生活習慣として定着しています。
ここ数年、日本の飲食店経営は更に難しくなっています。理由は、今まで当たり前に慣習と暗黙の了解で通してきたサービス残業が認められず、人件費が高騰してしまう。飲食店はキツく時給も低いというのもよく言われておりアルバイトスタッフ確保にかかる費用や新人教育にかかる費用も結構な額です。
長時間労働は何のため、誰のために行うのでしょうか?若者にはもはや受け入れ難い現実で、社会保険の意味すら搾取としか捉えられない昨今、将来への不安はより強くなっているように感じます。
やりがいも大事だけど、サービス残業当たり前みたいな、古い会社で人生の大切な時期を仕事Onlyで過ごすのは嫌なんです。
給料も大事だけど、自分が使える時間を毎日少しで良いから確保したい、一年に一回くらいは長期休暇だって欲しい、有給休暇は我慢するからせめてこれくらいは叶えて欲しい。仕事⇒家⇒寝る⇒仕事⇒休みの日も寝る、こんな生活嫌なんです。
若い時に我慢して苦労を買って勉強したのがそれ?だとしたら将来あなた達みたいになるのはごめんだから我慢も無駄だと思うんです。
これが現実の若者の考え方。
時代と共に変わらなければならない、そう思いません?
マクドナルドがFC化を推進していることから学ぶべきことは多いですね。
iPhoneからの投稿
また、国際労働機関(ILO)の調査によると、週の労働時間が50時間以上の労働者の割合(00年)は、日本が28・1%、アメリカが20%、イギリスが15・5%、ドイツが5・3%、フランスが5・7%で、日本は、ドイツ、フランスの5倍になっています。
異常な長時間労働の原因のひとつは、時間外労働の法的規制に抜け道があるからです。
労働基準法は、1日8時間、週40時間と規制していますが、「特別延長時間」についての労使協定を締結すれば、年700~800時間もの時間外労働ですら可能になります。
時間外労働を1日、1週などの単位で上限時間を法律で規制する欧州諸国とは異なっています。時間外労働の最も長い国は、アメリカ(218時間)ですが、日本はそれに次ぐ189時間です。
もうひとつの原因は、有給休暇が少ないことです。
年次有給休暇の付与日数は、日本が最高20日、イギリスが4労働週、ドイツが最低24日(労働協約により平均30日)、フランスが30日。アメリカには連邦法上の規定がありません。
しかもドイツとフランスでは、連続付与が法律で定められており、ドイツは12日、フランスは最高24日となっています。日本には、連続付与の規定がありません。さらに、日本の年次有給休暇の取得率は8・5日であり、労働者の権利として年休のすべてを取得するのが社会通念になっており、取得率に関するデータすら存在しないドイツとフランスに比べると、大きな違いがあります。
ヨーロッパでは、労働時間短縮のための長いたたかいの成果が、労働者と家族の生活のあいだに生活習慣として定着しています。
ここ数年、日本の飲食店経営は更に難しくなっています。理由は、今まで当たり前に慣習と暗黙の了解で通してきたサービス残業が認められず、人件費が高騰してしまう。飲食店はキツく時給も低いというのもよく言われておりアルバイトスタッフ確保にかかる費用や新人教育にかかる費用も結構な額です。
長時間労働は何のため、誰のために行うのでしょうか?若者にはもはや受け入れ難い現実で、社会保険の意味すら搾取としか捉えられない昨今、将来への不安はより強くなっているように感じます。
やりがいも大事だけど、サービス残業当たり前みたいな、古い会社で人生の大切な時期を仕事Onlyで過ごすのは嫌なんです。
給料も大事だけど、自分が使える時間を毎日少しで良いから確保したい、一年に一回くらいは長期休暇だって欲しい、有給休暇は我慢するからせめてこれくらいは叶えて欲しい。仕事⇒家⇒寝る⇒仕事⇒休みの日も寝る、こんな生活嫌なんです。
若い時に我慢して苦労を買って勉強したのがそれ?だとしたら将来あなた達みたいになるのはごめんだから我慢も無駄だと思うんです。
これが現実の若者の考え方。
時代と共に変わらなければならない、そう思いません?
マクドナルドがFC化を推進していることから学ぶべきことは多いですね。
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