不自然なほど無機質に振る舞うひとの
肺に滲みるような優し顔を憶えていた

過ぎて逝く日々に何気なく想っていた

かがんで見上げられたから
端整な二つの瞼が深く焼き付いた

話してくれる声が時折ふっとほどけた音色になる

肺よりもっと奥まできた

人生のどんな事だって最後かもしれない

通りすがりあの時にくれた
やわらかい青年の顔






ar S.K.












豊mys.h.