突然ですがーーー!
東京で出会った面白外国人をランキング形式でベスト3を紹介します!!!!
☆本日紹介するのは第3位~♪♪
「恐怖!!漆黒の巨大ツインタワー・・・」
これは僕が上京して3年程経った頃でしょうか、、
バイトに向かう為、高田馬場から山手線へ乗り換え上野方面へ向かっていました。
丁度田端駅だったと思います、
電車のドアが開くと同時に
とてつもなくデカい身長おおよそ190~2メートル近い黒人が2人、僕の居る車両へ乗込んできました。
1人は信じられない程鍛え抜かれた筋肉で酷似していたのがボブサップ。
そしてもう1人は偽サップほど鍛えられてはいないが偽サップより身長はデカく、酷似していたのはアーネストホースト。
二人ともゴリゴリのタトゥーを施し、とにかくクソ厳ついコンビでした。
そんな二人がいわゆるアメリカンテンションでどういう訳か、激しく言い争いをしながら僕の方向へ歩み寄ってきました。
「あんなバケモノ二人に何か因縁つけられたらたまったもんじゃねぇぞ」と
ひっそり僕は車両の椅子に腰掛けていました。
他の乗車している方々もその黒人二人を気に掛けてか、あまり椅子に座ろうとはせずガラ空き状態でした。
しかし・・・・・
気が付くとそこには僕を挟んで右に偽サップ、左に偽ホーストと
漆黒の巨大ツインタワーが完成していました・・・・
「えーーーーーーーーーー!!!いやいやいや!!どういう事ーーー!!」
僕は心の中で叫びました。
「あっちもそっちも席空いてるのに何ゆえーーーーー!!!」
もちろん声に出す事は出来ずそこから地獄の拷問が始まりました・・・
二人の黒い巨塔は僕を挟みこんで、ますます
言い争いがヒートアップしていきました。
「あ~~最悪だ~~・・とんでもない車両に乗っちまった~~
って言うかただただ恥ずかしいーー!」
まわりに乗車している人々は僕を哀れむような目で見て、
自分じゃなくて良かったという顔で確実にこちらから距離を離れていきました。
僕は次の駅で降りる予定は無いが意を決して降りようと思い、それなら、いた仕方無い理由で
ここを離れますというのがアピール出来る
と考えました。
そしてようやく次の駅が近づいて来たその時でした!!
突如、偽サップと偽ホーストが掴み合いの喧嘩をし始めました。
僕を挟んだままで・・・
それはもう筋肉と筋肉がひしめき合う肉弾祭り・・・
胸筋と上腕二頭筋が織り成す地獄絵図・・・
と言うかこの二人は僕を挟んでいる事に気付いているのだろうか・・
僕は立ち上がる事すらままならず、
結局その駅で降りる事が出来ませんでした。
「マズイ!マズイぞこりゃあ!!このままじゃ僕の目的の駅で降りられるのだろうか!?」
僕はうつむいたまま色々考えていると
左から 「HEY!!HEY!!」
なんと!!偽ホーストが僕に呼びかけて来ました!!
「もういやぁ~~~~!!何かついに来たーーって感じ!!?」
言葉はさっぱり分かりませんが偽ホーストの
が必死にやってるジェスチャーから察するに、、、
「俺達」・「二人の」・「どっちが」・「悪いか」・「ジャッジ」・「してくれ」
「知るかいーーーーーーーーーーー!!!!」
つーか言葉分からないから!!!
二つの黒い巨塔はあたかも、こんなに近くでアンタは聞いてたんだからどっちが悪いか位分かるだろうみたいな勢いで迫ってきます。
ここまできたら恐怖では無く、ただひたすらイライラが募り、
もうどうにでもなれやと二人にガツンと言ってやろうとした
その時でした!!!
どうやら二人が降りる駅に着いたらしく、二人は席を立ち
何故か偽サップが僕に拳を突き出して
拳と拳を重ね合わせるよう促してきました。
ふと偽ホーストを見ると
「ハヤク、コブシヲ、カサネテヤレヨ。」
みたいな感じで首でホレホレと催促します。
まったく意味不明でしたが僕が恐る恐る拳を重ねてあげると
偽サップは最後、僕に向かってこう言い放ちました。
「ナイスガイ!!」
「何のこっちゃいーーーーーーーーーー!!」
次回は東京で出会った面白外国人ランキング第2
「バカップル・イン・ザ・ワールド」
をご紹介致します。