就寝時間の病院から
こっそり中庭に抜け出して

携帯からご報告。

Macはとりあげられました
あのおやじめ、優しい顔してやることやるな

おやじとは担当医師。
たぶん50過ぎかと思われ





過去と決別しました

自分の思ってること、考えてきたこと、
すべてぶちまけました





だからあたしはすっきりしてる

逆に急に突き付けられたほうは

珍しくあたふた悩んでる

悩んで受けとめられなくて理解できなくても

それでも共に前に進もうとするのが家族

受けとめようとして、
でも謝るしかできないのが彼氏

わかりやすすぎて
なんだかもう虚しかった

なんで謝るのかわからなかった

謝らなきゃいけないのは私なのに





6年付き合っていようが

話さなきゃわからないし
伝わらないよね

あなたならなんとなく
わかってくれるって

依存してたのは私なの

あの時お互いがお互いを
一番理解できると信じ続けられたのは

いろんなことを真っ直ぐ話したからだよ

相手の忙しさだとか反応よりも

まず自分を全力で
わかってもらおうとしたから




でも、今の私たち、
少なくとも私は違ってしまった

あなたが忙しかったらどうしよう、

返事がなかったらどうしよう、

こんなあたしは見せられないよ

そんな想いだらけでした

あなたを気遣うようで

きっと私は逃げていたのでしょう、
現実から。





距離があっても

気持ちさえ変わらなければ
絶対に大丈夫だと思っていました

気持ちはお互いに、今でも変わらないよ

けどね、距離ってそれまで以上に伝えにくくなる

逢いたいを、抱き締めてを、愛してるを

寂しい、辛い、助けてを





一度それに気付くと
すべてが音をたてて崩れた




ごめんね、ごめんね。

あたしがちゃんとSOSだせなかったから

ごめんね、ごめんね。

あなたは私にたくさんのものをくれました

そのたくさんの幸せと愛情を
絶対に忘れないから

クラス会で笑い合って
将来の恋バナしたいから

だから、言うね、
今まで本当にありがとう。