令和の今もブラック校則というものが存在しているらしい。
正直まだそんな事やってるのかと思うし、変えられない変わらない管理教育の旧態依然ぶりと日本人の人権意識の低さと事なかれ主義には失望せざるを得ない。
私が高校生だった当時は今よりもっとブラック校則が蔓延していた。ブラックという概念すらなかった。
私が通っていた東京のK学院高校の校則は当時の基準でも非常に厳しく、女子はおかっぱ・おさげ・三つ編み以外の髪型は禁止だった。髪は肩についたら2つに結ばなければならず、長くなったら三つ編みにする必要があった。1 つ結びは禁止。これでも自由になった方で、私が入学する前は女子は在学中は髪を切ることを禁じられており、髪型は三つ編みオンリーだったため三つ編みの長さで学年が分かったらしい。
いったいどういう権限があって、学校が生徒に3年間も髪を切るなと命令出来るのだろうか?
刑務所かよ
K学院のすぐ隣には都立のA高校があったのだけど、A高校は公立なのに私立のK学院の2倍くらいの敷地があってブラック校則も無く自由だった。偏差値はK学院の方が高かったけど、置かれている立場は自由の民(A高校)と囚人(K学院)くらいの差があったので、私たちK学院生はA高校が羨ましくてたまらなかった。
K学院の教師たちの中にはここまで厳しいルールは必要無いと思っている人もいたが、ルールなんだから従ってね、というスタンスだった。
そう、この「ルールなんだから従ってね」というのが曲者なんだよね。
大人になっても憲法で保障されている権利には無関心なのに、法的根拠の無い人権侵害のルールは絶対だと思っている、そんな日本人が多くはないだろうか?
れいわ新選組の奥田ふみよ議員はブラック校則の撤廃に取り組んでおり、子供たちの間ではよく知られた存在で、彼女のもとにはたくさんの中高生からの陳情が届くのだとか。
彼女は日本国民にブラック労働や度重なる増税などの理不尽に対し声を上げず黙って我慢して従う人が多いのは学校に原因があると言っているけど、まさにその通りだと思う。
話は戻るけど、私がK学院で暗黒青春時代を送っていた頃、K女子という私立高校が当時としては革新的なお洒落な制服を採用した。そうしたら制服目当ての志望者が増え結果として偏差値が上がった。
私たちが卒業した後に子供の数は減り始め、私立高は生徒確保のためにこぞってK女子を真似してお洒落な制服を採用し始めた。K学院も例に漏れず、以前の刑務所のような髪型の規則は無くなり、喪服みたいだった垢抜けない制服はK女子のようなモダンな制服に生まれ変わっている。
生徒に髪を切らせない人権侵害を平然と行なっていたK学院が、学校と生徒の立場が逆転するにつれ生徒に媚びなくてはならなくなったことにはちょっとしたカタルシスを感じる。